受賞
日本調理科学会奨励賞
受賞対象
電子スピン共鳴法を用いた新規食品分析法の開発研究
受賞者
食品研究部門 食品安全研究領域 食品安全性解析ユニット 主任研究員 亀谷宏美
受賞日
2020年5月18日
賞の概要
電子スピン共鳴(ESR)法を用いた食品分析法の開発、特に調理科学分野における抗酸化能(活性酸素消去能)測定法の開発に関する研究業績に対して、日本調理科学会より2020年度の奨励賞が授与されました。
活性酸素は複数存在しており、生体はそれらに対して個別の抗酸化機能があると考えられています。ESR法は、複数の活性酸素種に対する抗酸化能をそれぞれ評価することができる有益な手法で、それを食品に応用できるのではないかと考え、食品の抗酸化能評価に取り組みました。その結果、スーパーオキシドラジカル、アルコキシラジカル、ヒドロキシラジカル、一重項酸素、過酸化ラジカルについて、食品に適したESRによる抗酸化能測定法を開発しました。
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