研究活動報告詳細

柿崎主任研究員が日本育種学会奨励賞を受賞

情報公開日:2019年4月 2日 (火曜日)

平成31年3月16日(土曜日)に2018年度日本育種学会賞の授賞式が千葉大学で行われ、農研機構 野菜育種・ゲノム研究領域アブラナ科ユニットの柿崎智博主任研究員が奨励賞を受賞しました。

受賞者

農研機構 野菜育種・ゲノム研究領域 アブラナ科ユニット 柿崎智博主任研究員

受賞業績

アブラナ科野菜の農業形質に関する分子遺伝学的解析とその育種への展開

日本育種学会奨励賞受賞 表彰状

自家不和合性研究においてはカブを材料に、花粉の自他認識タンパク質であるSP11をコードする遺伝子の階層的な優劣性関係が、低分子RNAを介したDNAメチル化により厳格に制御されていることを明らかした。結球野菜の抽だい性に関する研究では、農研機構が育成した晩抽性育種素材である「はくさい中間母本農6号」の晩抽性が4ヵ所のQTLにより支配されていることを明らかにした。ダイコンの成分育種に関する研究においては、これまで不明であったダイコン特有のグルコシノレートであるグルコラファサチン(辛みやたくあんの黄色・においの原因物質)の合成酵素遺伝子・GRS1を同定した。さらに、機能を欠損した変異型GRS1をダイコンに導入することで、グルコシノレート組成を大幅に改変することに成功し、加工適性に優れたF1品種「悠白」と「サラホワイト」の育成に携わった。