研究活動報告詳細

「若手農林水産研究者表彰」を受賞しました

情報公開日:2019年11月29日 (金曜日)

受賞

令和元年度(第15回)若手農林水産研究者表彰(農林水産技術会議会長賞)

受賞者

野菜花き研究部門 松下 陽介(まつした ようすけ)主任研究員

受賞対象

侵入警戒を要するウイロイドの防除に関する研究

受賞日

令和元年11月20日

研究の概要

ウイロイドは一本鎖環状RNAのみからなる植物病原体であり、ポスピウイロイド属のほとんどは植物防疫法で検疫有害指定されてる要警戒の重要病害である。本研究ではまず初めに、当該ウイロイドの1種であるトマト退緑萎縮ウイロイドの国内への侵入を報告した。発生地では数千本以上の苗において被害が発生したことから、農林水産省の緊急対策事業が開始された。本事業においてTCDVdの生物学的特性を明確にし、防除マニュアルを作成することで、発生地のウイロイド根絶に成功した。また同属のジャガイモやせいもウイロイドの国内初発生を確認したことで対策事業を開始し、4種ポスピウイロイドの宿主範囲・病徴等を調査して検疫上の侵入リスクを明らかにした。これらの成果から植物防疫法施行規則の改正がなされ国内防疫の強化に貢献した。加えてウイロイドの主な侵入経路である種子伝染機構を世界で初めて解明し、国内外の種苗業界における種苗検査体制の強化に寄与した。

表彰式の様子