研究活動報告詳細

平成25年度第1回東北農研連携推進ツアー

情報公開日:2013年7月22日 (月曜日)

農研機構東北農業研究センターでは、所長自らが農業生産や食品加工等の現場を訪問し、担当者の方々との対話を通じて、開発技術の普及可能性の探索や新たなニーズの把握を試みるため、今年度から「東北農研連携推進ツアー」を実施することにしました。

第1回目は、6月11日(火曜日)に、畑作園芸研究領域の谷口上席研究員の案内で、東北農業研究センターで開発した小麦品種を導入している花巻市の(有)盛川農場と、製品化に取り組んだ実績をもつ(株)ミッシェル(製パン、製菓業)を訪問しました。

(有)盛川農場は、水稲、麦、ダイズを中心に土地利用型農業を展開している岩手県内有数の大規模経営として知られ、東北農業研究センター育成の超強力小麦「銀河のちから」やパン・中華麺用小麦「ゆきちから」の栽培にも取り組んでいます。これら品種の作付け圃場を見せていただきながら、代表取締役の盛川周祐氏に麦作への近年の取り組み状況についてのお話をうかがいました。

次に訪問した(株)ミッシェルは、岩手県内産の農畜産物を主原料とする商品開発を進めており、東北農業研究センター育成品種のモチ性小麦「もち姫」や「ゆきちから」を使用したパンを製造、販売しています。代表取締役社長の高橋宏彰氏からは、現在取り組みに力を入れている半焼成パンの説明を受けるなかで、パンの焼き上がりに影響する小麦粉の品質の安定化に対する要望が出されました。いずれも1時間程度の訪問でしたが、小麦の生産と利用の推進に際して今後解決が必要な問題への理解を深める有意義な機会となりました。

※半焼成パン:焼き上がる一歩手前のパンで、オーブントースターや電子レンジ等により追加加熱することにより手軽に焼きたてを味わえる。

広々とした麦畑を背景に盛川氏からお話をうかがいました
広々とした麦畑を背景に盛川氏からお話をうかがい
ました

ミッシェルではパン屋さんの生の声を聞こうと熱心な質疑が続きました
ミッシェルではパン屋さんの生の声を聞こうと熱心な
質疑が続きました

法人番号 7050005005207