研究活動報告詳細

平成29年度第1回東北農研連携推進ツアー

情報公開日:2017年6月27日 (火曜日)

5月30日 (火曜日) に花巻市の「農業生産法人 有限会社 アグリスト」と「和同産業株式会社」を総勢17名で訪問しました。

アグリストは水稲を中心に、大豆、小麦、子実用トウモロコシ、ニンニク、タマネギと多様な作物を作付けしている経営体で、現在、生産基盤研究領域の篠遠研究員の現地実証試験にご協力いただいています。また、肉用繁殖牛を飼養し、水田への堆肥施用による地力向上とイネWCS、稲わらの販売も行っています。代表取締役社長の髙橋章郎氏のお話では、東北農研が現地実証試験に入った3年前から小麦と子実用トウモロコシ栽培を開始し、タマネギ栽培は今年が初挑戦とのこと。さらに3筆の圃場を合筆した2.5 haの大区画圃場を自前で整備し、今年からその圃場で乾田直播を行うなど、大規模化に向けた作付体系の変更にも積極的に取り組んでいます。経営耕地面積が設立時に比べて約2倍に増えており、今後も続く農地集積を念頭に、タマネギ、ニンニクなどの加工用野菜の栽培面積を増やしていくことで収益向上を目指していきたいとのことでした。

次に訪問した和同産業株式会社は、開発から生産、販売までを一貫システムで対応する農業機械・除雪機メーカーです。農業機械で培った技術をベースに、家庭・業務用の除雪機の開発・生産システムを構築し、中型・大型除雪機の生産台数では国内トップを占めています。「商品開発の原点は、ユーザーにあり」をコンセプトに地方ならではの発想と着眼点、中小ならではのフットワークで、研究開発部門を核とした独創的な自社ブランドの開発・製造・販売を行っています。ご案内いただいた常務取締役の三國卓郎氏からは、必要な農作業機械があれば試作するので、是非、相談して欲しいと要望がありました。また、製品の品質管理、作業の安全性のため、「整理、整頓、清掃」の3S活動を徹底しているとのこと。和同産業では3S活動を推進するため、定期的に活動報告会を開催し、入社1年目の社員も発表する機会を設けているとのことでした。

アグリストでは経営大規模化に向けた解決が必要な問題について率直なご意見をいただくとともに、和同産業では農業機械メーカーのニーズ収集から組織運営まで幅広くお話しを伺う貴重な機会となりました。

写真1
タマネギ圃場の見学 (アグリスト)
写真2
圃場での意見交換 (アグリスト)
写真3
工場見学・製品の説明 (和同産業)
写真4
意見交換 (和同産業)
法人番号 7050005005207