研究活動報告詳細

2011年度(平成23年度)近畿地域マッチングフォーラムを開催しました

情報公開日:2011年11月18日 (金曜日)

2011年(平成23年)11月15日(火曜日)に、奈良市の奈良県文化会館において、2011年度(平成23年度)近畿地域マッチングフォーラムを開催しました。

参加者総数は102名、その内訳は行政機関11名、研究機関41名、大学7名、普及指導4名、生産者団体6名、企業その他33名でした。

今年度の同マッチングフォーラムは、「果実、野菜及び穀物に含まれる健康維持機能性成分とその利用」と題して、農作物に含まれる健康維持機能性成分などの利活用について、参加者がさまざまな情報交換、交流を行い新たなネットワークの形成による連携強化を図ることを目的に開催されました。

開催に先立ち、農林水産技術会議事務局の松田紀子研究総務官、当研究センターの長峰司所長および奈良県農林水産振興課の和田正光課長補佐から挨拶をいただきました。

講演会では、最初に江崎グリコ株式会社研究本部技術参与の米谷 俊氏から「食を通して人々の健康の維持、増進に貢献する~江崎グリコ株式会社の機能性食品の研究開発事例~」と題して基調講演をいただきました。

講演の中で江崎グリコ創業のきっかけは、捨てられていた貝の煮汁の有効活用であったという話がとても印象的でした。

事例講演では、当研究センター作物機能開発研究領域の野方洋一主任研究員から小麦ふすまに含まれる機能性成分について、農研機構果樹研究所ブドウ・カキ研究領域長の小川一紀氏からカンキツの含まれる健康機能性成分と生活習慣病の予防について、最後に開催県である奈良県農業総合センター総括研究員の浅尾浩史氏と株式会社パンドラファームグループ代表取締役の和田宗隆氏が奈良の伝統野菜「大和マナ」の機能性と産地化に向けた生産振興について話題提供をいただきました。

また、講演会に引き続き、研究成果の紹介だけでなく、共同研究や商品開発に向けた相談を行っていただくことを目的にマッチングセッションを行いました。

マッチングセッションでは、近畿地域の3大学、2県の工業技術センターに加えて、野菜茶業研究所、当研究センターからポスターを展示しました。

参加者の皆さんは、展示されたポスターの前で熱心に情報交換をされ、終了時間間際まで情報交換されている方もおられました。

少しポスターの集まりが悪かったのは反省点としてあるものの、主催者側としてもこのフォーラムの目的である新たなネットワーク作りや、連携の強化という部分が達成されたのではと考えています。

また、このマッチングセッションの前に、講演会場でポスターの説明者から、ポスター内容について1分間アピールを行ってもらいました。

最後に、当研究センターの関谷敬三上席研究員の司会でクロージングセッションが行われ、会場で回収した質問票から、作物に含まれる機能性成分、機能性成分の効果、栽培方法による機能性成分への影響および効果の表示について、講演者から回答をいただいたほか、研究開発の端緒、研究体制および研究過程で得られる知見の取扱に関しても紹介いただきました。そして、今後の機能性研究は作物生産や商品の製造、販売とも連携して取り組む必要性があることを確認して、マッチングフォーラムを終了しました。

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米谷氏の基調講演

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説明者から事前にポスター アピール

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マッチングセッションで情報交換が活発に行われました

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クロージングセッションでの質疑応答

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せんとくんも手伝ってくれました

法人番号 7050005005207