研究活動報告詳細

2012年度(平成24年度)農研機構シンポジウム「地域発低コスト・省エネをめざした施設園芸イノベーションシンポジウム」を開催しました

情報公開日:2012年12月25日 (火曜日)

開催日時 

2012年(平成24年)12月11日(火曜日)13時00分~17時15分(1日目)~12月12日(水曜日)9時00分~15時00分(2日目)

開催場所 

岡山コンベンションセンター イベントホール(岡山県岡山市)

参加  

208名(農水省7、メーカー・生産者73、大学16、府県60、機構10、近中四農研34、その他8)(海外から招へい3名、他1名)

 

農研機構および大学などで開発した施設園芸技術と海外における施設園芸の最新動向について、生産者をはじめとする農業関係者に広く紹介し、日本における施設園芸の拡大の一助となるべくシンポジウムを開催しました。

1日目: 最初に、主催者を代表して農研機構本部の尾関総合企画調整部長、近畿中国四国農業研究センターの長峰所長から挨拶があり、基調講演として東海大学の林真紀夫教授から「わが国における省エネを中心とした環境制御技術の現状と展望」について講演がありました。

続いて、招へい講演として、アリゾナ大学の久保田智恵利教授から「アメリカにおける高品質施設園芸生産の現状と展望」について、スペインのアンダルシア州立農業研究所のエステバン・バエザ氏から「ヨーロッパにおける施設園芸のトレンド」について、中国農業大学の趙淑梅副教授から「中国の最新の施設園芸事情」について講演がありました。最後に、一般講演として、近畿中国四国農業研究センター傾斜地園芸研究領域の川嶋浩樹主任研究員から「高保温性で低コスト・高強度な次世代型パイプハウスの開発」について講演を行いました。

2日目: 最初に、特別講演として、農村工学研究所の森山英樹主任研究員から、「自然災害による園芸施設の被害と対策」について、野菜茶業研究所の鈴木克己野菜研究調整監から「農研機構における植物工場実証の取組」について講演を行いました。続いて、一般講演では、岐阜大学の嶋津光鑑准教授から「中小規模施設向け簡易設置型パッドアンドファン冷房の開発」について、(株)佐藤産業の直木武之介営業本部長から「世界に学ぶグリーンハウスの考え方」について、山口県農林総合技術センターの日高輝雄専門研究員および近畿中国四国農業研究センターの長崎裕司上席研究員から「中山間地域における新たなトマト生産システムの提案」について講演がありました。また、昼食時間帯を活用して1階ロビーで、農研機構をはじめ施設園芸関連研究に取り組んでいる試験研究機関からの研究成果を展示してポスターセッションが行われました。最後に、パネルディスカッションとして、農村工学研究所の佐瀬勘紀研究領域長の座長により、質疑応答と取りまとめが行われました。

本シンポジウムの開催により、アメリカ、ヨーロッパ、中国における施設園芸の最新動向に対する理解が深まりました。また、農研機構の施設園芸に関する研究成果を地域発という観点で広く周知するとともに、わが国の施設園芸が抱える問題点および今後の研究の方向性について情報や知見を共有し合うことができ、大変有意義なシンポジウムとなりました。

講演風景ポスターセッションパネルディスカッション

法人番号 7050005005207