研究活動報告詳細

農食事業「温室における冬の省エネと夏の環境改善はナノファイバーが解決する」推進会議を開催しました

情報公開日:2015年9月10日 (木曜日)

開催日時

2015年7月30日(木曜日)14時~7月31日(金曜日)12時

開催場所

京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパス3号館2階 大学院会議室(N201号室)

参加者

16名(参画機関(民間企業、公立試験研究機関ほか))

開催概要

施設園芸では省エネ技術の開発・普及が緊急の課題になっています。当研究センターでは、「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」において、多層断熱被覆資材(布団資材)が暖房燃料使用量の大幅な軽減を可能にすることなどを明らかにしてきました。私たちは、布団資材の断熱性能や取扱性を向上させることで生産現場への導入を進め、施設園芸における一層の省エネに貢献したいと考えています。そこで、農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業(実用技術開発ステージ)に採択されたプロジェクト研究「温室における冬の省エネと夏の環境改善はナノファイバーが解決する(課題番号27013C)」において、京都工芸繊維大学、静岡県農林技術研究所、(株)エフ・ピー・エス、東京インキ(株)とともに、本年度から3年間の共同研究に取り組むことになり、初めての推進会議を開催しました。

本課題では、エフ・ピー・エスと京都工芸繊維大で開発した手法により量産化が可能となったナノファイバー製造技術を利用し、東京インキが開発した多層断熱被覆資材の加工技術を用い、軽量かつ断熱性能の大きい「ナノファイバー断熱資材」を開発します。一方、高温期における夜間冷房は、障害果・花、生理障害の発生抑制、着果や果実肥大の促進に効果が期待できることを静岡県農林技術研究所が明らかにしており、普及しているヒートポンプとナノファイバー断熱資材の組み合わせにより、効率的な冷・暖房による施設園芸品目の安定生産に貢献します。農研機構は、プロジェクトを統括するとともに、ナノファイバー断熱資材の改良を図る上で重要な、断熱性能の評価手法および資材の設置や開閉技術を開発します。

推進会議では、ナノファイバーの製造工程や電子顕微鏡による構造観察などの見学も行いました。

ナノファイバー製造試験機による試験の見学2.	SEM(走査型電子顕微鏡)でナノファイバーの構造を観察する様子

法人番号 7050005005207