研究活動報告詳細

平成27年度近畿地域マッチングフォーラムを開催しました

情報公開日:2015年11月17日 (火曜日)

開催日時

2015年11月5日(木曜日)11時~17時15分

開催場所

新大阪丸ビル別館4階1号室(大阪市東淀川区東中島1-18-22)

参加者数

120名(国・県行政機関13名、普及指導24名、研究機関30名、大学等教育機関2名、生産者・農業団体18名、民間企業・団体32名、報道関係1名)

開催概要

今年度の近畿地域マッチングフォーラムは、「中山間地域や都市近郊においてイチゴ栽培等で高収益生産を実現するために」をテーマとして、近畿地域など西日本におけるイチゴ栽培に関する先進的な技術開発事例の講演のほか、研究成果の普及や実用化に向けた効果的なマッチングをさらに進めるためのポスターセッション、小規模での施設野菜生産をこれからいかに支え、展開していくかという観点でのパネルディスカッションの構成で開催しました。

講演は、まず導入講演として、農研機構生物系特定産業技術研究支援センターの手島主任研究員から、この10年あまりの研究開発で実用化された収穫ロボットとパック詰めロボットの現状と課題に関する講演がなされました。続いて、山口県農林総合技術センターの鶴山専門研究員から既存の園芸用ハウスの低コスト構造強化技術の実証と、実証生産法人におけるイチゴの長期安定生産と加工品開発の取組に関する講演が行われました。

岡山大学大学院の吉田教授の基調講演では、イチゴ高設栽培での炭酸ガス施用の必要性に関する理論的な背景と新たな統合環境制御コントローラの開発について、岡山大発ベンチャーである「のぞみふぁーむ」での取組が紹介されました。

その他、島根県農業技術センターの金森専門研究員から、イチゴの育苗作業の大幅な省力化につながる技術紹介、農研機構近畿中国四国農業研究センターの山崎主任研究員から「高設イチゴ栽培における気化潜熱を利用した低コスト培地冷却技術の効果と応用」、同長﨑業務推進室長および大阪府立環境農林水産総合研究所の森川主任研究員から「設置の容易な中空培地を利用した高密度栽培の可能性」、そして、奈良県農業研究開発センターの西本総括研究員から「奈良県農業研究開発センターにおけるイチゴの栽培技術に関する最近の取り組み」の講演が行われました。

ポスターセッションでは、テーマに沿ったイチゴに関する研究成果ポスターや模型を会場内に展示するのに加え、紹介された栽培技術で収穫されたイチゴやイチゴ加工品の試食を交え、研究開発者と参加者との間で積極的な情報交換が行われ、マッチングも含めて交流の場として活用いただきました。

また、パネルディスカッションでは、生産者、普及指導機関の立場からのコメントをいただきながら、省力化技術への課題や期待、6次産業化の可能性というキーワードを中心にして、パネリストである各講演者から、それぞれの視点からの意見を述べていただき議論を行いました。回収アンケートでは参加者から大変有意義であったとの感想が多数寄せられました。

 

講演風景ポスターセッションパネルディスカッション

法人番号 7050005005207