研究活動報告詳細

平成28年度近畿地域マッチングフォーラム「麦・大豆の需要創出のビジネスモデル」を開催しました

情報公開日:2016年9月 9日 (金曜日)

開催日時

2016年8月9日(火曜日)13時~17時

開催場所

兵庫県民会館 パルテホール、鶴・亀の間(神戸市中央区下山手通4-16-3)

参加者数

158名(生産者・農業団体24名、行政・普及関係38名、加工(実需)関係37名、民間企業・一般10名、報道2名、教育・研究機関47名)

開催概要

今年度の近畿地域マッチングフォーラムは、古くから日本の食品産業をけん引してきた近畿地域において進んでいる、小麦・大豆・大麦の新品種を核とした産地形成・6次産業化などの取り組みをさらに加速化するため、「麦・大豆の需要創出のビジネスモデル~生産・加工ニーズに応える新品種とその利用~」をテーマとして開催しました。

第1部として、パルテホールにおいて、麦・大豆新品種の新たな産地形成と、市場性の高い食品への加工に関する技術についての講演を行いました。小麦に関しては、当センターの谷中主任研究員から西日本向けパン用小麦「せときらら」やパスタ用デュラム小麦「セトデュール」の特長について、日本製粉(株)田中研究員から上記品種の品質概況と商品化について、山口県柳井農林事務所の明石主任から「せときらら」の加工適性を高める栽培指導等について話題提供されました。大豆に関しては、兵庫県立農林水産技術総合センターの牛尾主席研究員から裂莢(れっきょう)しにくい奨励品種「サチユタカA1号」の優位性と普及の展望について、(株)ヒガシマル醤油の中田業務部長から兵庫県産大豆・小麦の契約栽培~加工・販売の実施について話題提供されました。大麦に関しては、当センターの高橋主任研究員から市場ニーズの高い「もち麦」品種と育成中の有望系統の特長について紹介されました。

第2部として、鶴・亀の間において、ポスター発表およびマッチングを行いました。近畿中国地域における新たな産地形成や6次産業化などによる品種の普及取組み事例、今後の品種開発の方向性や加工に関する最新の知見に関して、合計13のポスターで発表されると共に、展示品や小麦・大豆・大麦の新品種を加工した試食品も提供されました。2つの会場では、研究開発担当者と参加者との間で、また参加者同士の間で活発な情報交換・マッチングが行われました。

第3部としては、「新品種の特長をもれなく引き出す生産、加工とは?」と題して、第1部の6名の講演者に(農)ウエスト・いかちの藤本代表理事を加えた計7名のパネリストと参加者が一体となった総合討論を、当センター高田麦類育種グループ長の司会で行いました。各作物について、加工原料に適する品質の作物を生産するための工夫、6次産業化を行うメリット、実需者として新品種に求める特性、実需者としての市場動向分析と商品化の展望、品種の普及にあたって重要な種子増殖体制の整備、研究開発者としての今後の品種開発の方向性等のキーワードを中心にして活発な議論が行われました。

回収アンケートでは、生産・普及・行政・実需・研究のそれぞれの立場の関係者が一堂に会した、貴重で有意義な場だったという感想が多数寄せられました。

 

第1部講演

第2部亀の間 エプロン鶴の間

第3部「総合討論」の様子

法人番号 7050005005207