研究活動報告詳細

高糖分・高消化性WCS(飼料)用稲新技術セミナー ~高品質・低コストを両立する「微細断技術」の実用化~ を広島県庄原市で開催しました。

情報公開日:2016年12月22日 (木曜日)

11月17日は庄原市の水田圃場において、西日本農研と広島県立総合技術研究所畜産技術センター、広島県酪農業協同組合、岡山大学、(株)タカキタが共同で開発した「微細断技術」について実演を行いました。「微細断技術」は、WCS(ホールクロップサイレージ)用稲と呼ばれる牛の飼料を、高品質かつ低コストで調製できる新しい技術です。WCS用稲はイネの籾も茎葉も全て細断して密封し発酵させる保存食(WCS)の材料で、飼料用稲、飼料イネとも呼ばれます。

実演では、牛の飼料に適した糖分が高く消化の良い「たちすずか」という品種のWCS用稲を理論切断長6mmまで細かく「微細断」し、飼料基地へ高密度で合計6トン輸送し、2種類の細断型ロールベーラを利用してロールベールへ調製しました。

11月18日は、庄原市におけるWCS用稲に関する取り組み紹介や、WCS用稲の品種育成、収穫・調製機械、発酵品質を良くする乳酸菌、乳牛や肉牛への給与まで「微細断技術」を説明する講演会を行いました。ポスター発表や総合討論では、会場からWCS用稲の現場での問題点についての質疑応答、関連企業による今後の開発の方向性なども紹介されました。

参加者は110名で、生産者(農家)の方やメーカーなど民間の方、各県のWCS用稲担当者が多く参加され、関東や北陸など遠方から来場者もおられました。

 

微細断技術WCS用稲収穫ロールベールロールベール室内検討会

法人番号 7050005005207