研究活動報告

令和元年度 農研機構マッチングフォーラム in 中国四国「中国四国地域におけるスマート農業の展望」を開催しました

情報公開日:2019年12月17日 (火曜日)

開催日時

2019年11月13日(水曜日)9時30分~17時00分

開催場所

岡山国際交流センター(岡山市北区奉還町2-2-1)

参加者数

177名(生産者・農業団体18名、行政・普及関係64名、民間企業・一般30名、報道3名、教育・研究機関62名)

開催概要

中国四国地域におけるスマート農業実証事業の取り組みを中心に、種々のスマート農業技術および技術体系について紹介し、関係者の間で意見・情報交換を行う地域マッチングフォーラムを開催しました。

第1部では、農林水産省農林水産技術会議事務局研究推進課齋藤係長からスマート農業実証プロジェクト事業について、農研機構農業情報研究センター・林WAGRI推進室長から、農研機構におけるAI研究とWAGRI(農業データ連携基盤)の活用例について報告されました。実証課題の紹介では、(1)担い手農地集積率80%からの挑戦 !!「更なる水田フル活用による耕地利用率125%・後継者への技術継承」に向けたスマート農業実証、(2)中山間地域における水稲栽培の地域営農利潤を最大化するスマートアグリシステムの確立、(3)集落営農法人による持続可能な中山間地域営農体系の実証、(4)中山間水田複合作における省力化と新しい品種、販路等へ挑戦するスマート農業技術活用体系の実証、(5)中山間地域における連合体の育成を見据えた集落営農法人の経営体質強化・次世代人材の育成について報告されました。昼の休憩後、(6)自動運転トラクターやドローンを活用した中山間地水田作のスマート農業技術体系の実証、(7)広島型キャベツ100ha経営スマート農業化プロジェクト(~管理職いらずの"フラット組織"と"小規模水田適応機械"で、中山間地に新たな「省人大規模経営モデル」を生み出すシステムの提案~)、(8)都市近郊小面積多筆数水田での加工業務用葉ネギ栽培のスマート実証農場、(9)レモンにおけるスマート農業機械等の一貫作業体系の実証、(10)未来型柑橘生産に向けたAI等先端技術の導入によるスマート営農体系の実証について報告されました。

第2部では、ポスター(計20枚)と「18.全国版メッシュ農業気象データと栽培管理支援システム」については、ノートPCによる展示も行いました。各種の適応技術に関する研究成果が紹介されるとともに、各研究開発担当者から研究成果の要点について簡潔な説明がなされました。説明後、研究開発担当者と参加者、参加者同士の間で活発な情報交換や打ち合わせが行われました。

第3部では、司会の亀井営農生産体系研究領域長と、パネリストの島根県農業協同組合斐川地区本部・山根常務理事本部長(課題1)、真庭市・新田産業観光部長(課題2)、県立広島大学生命環境学部・三苫教授(課題7)、広島県西部農林水産事務所・角川農村振興課長(課題8)が登壇し、「中国四国地域におけるスマート農業の将来ビジョン」と題して総合討論が行われました。会場からの質問票に基づき、中山間地へのスマート農業技術の導入で課題となりやすい農地の排水対策、ドローンによる作業の効率化、シェアリング、精密気象予測、費用対効果などについて質疑応答がなされ、中山間地、里山を再生するという観点で議論されました。

アンケートでは、「各地域の実証内容の詳細がわかった」、「各技術における現時点の評価点、課題等がわかった」、「同じような実証内容が続き、単調な感があった」などのご意見をいただきました。

第1部 講演
第2部 ポスター発表(マッチング会場)
第3部 パネルディスカッション

講演要旨

令和元年度農研機構マッチングフォーラムin中国四国講演要旨