重点普及成果

大区画圃場における乾田直播栽培体系

技術概要

畑作用大型機械とICTの利用による省力低コスト乾田直播栽培技術です。大規模耕種生産組織において本栽培体系の導入により、稲作にかかわる労働時間の8割削減が可能であり、作業者1人当たりの耕作可能面積が増大します。同時に水稲の生産コスト約4割の削減が可能となり、生産組織の収益性の向上が期待できます。

普及活動

大規模耕種生産組織を対象に、公設試や普及センターと連携し技術講習会・実演会を開催し、本栽培体系の普及を進めます。また本栽培体系の定着を確実にするため、地域のJA、普及センター等と連携し既導入生産組織に対して、栽培期間の要所要所に巡回指導を行い導入生産組織における技術向上を図っています。巡回指導は、平成30年度は、岩手県内と宮城県石巻地区で実施しました。平成31年度からは新たに宮城県名取岩沼地区でも実施の予定です。

技術に関する問い合わせ先

東北農業研究センター 企画管理部 産学連携室 Tel. 019-643-3414

参考情報