広報活動報告詳細

第7回果樹研フルーツセミナー報告 「リンゴの新しい鮮度保持技術」

情報公開日:2011年11月17日 (木曜日)

日時:平成23年10月14日金曜日14時00分~15時30分
場所:東京都大田市場第3会議室 テーマ: リンゴの新しい鮮度保持技術
参加者:52名、内訳(流通・小売業26名、生産者団体・生産者7名、その他19名)

概要

10月14日に東京都大田市場で第7回フルーツセミナーを開催しました。流通、生産者団体を中心に52名の参加がありました。栽培・流通利用研究領域の立木主任研究員による「リンゴの新しい鮮度保持技術」と題した講演に続き、エチレンの働きを抑える鮮度保持剤1-MCP(1-メチルシクロプロペン)を処理した岩手県産「つがる」及び「スーパージョナ」の試食を行いました。
「つがる」は、適熟果(9/19収穫)及び未熟果(9/12収穫)に1-MCPを処理した果実と処理していない適熟果の食味を比較しました。処理後は4度で冷蔵し、10/11に常温に移して試食しました。1-MCPを適熟果に処理した果実は、約5割の人がおいしいと回答しました。また、未熟果処理ではおいしいと回答した割合は2割でした。一方、無処理果ではおいしいと回答した人は無く、逆にまずいと回答した割合が6割に達しました。「スーパージョナ」については処理後まもない果実であったので、処理効果は評価できませんでしたが、4割の人がおいしいと回答しました。また、1-MCPの処理果実は6割の人が商材として期待できるとしました。
1-MCPは平成22年11月にスマートフレッシュくん蒸剤として農薬登録されており、「つがる」等の日持ち性の劣る品種などリンゴでの利用が期待されます

第7回フルーツセミナーの様子

来場者のご意見

  • 品質保持の効果は十分あった。コストの面、処理の手間がクリア出来れば期待できると思う。
  • この剤があれば、リンゴを食べたい時に、多くの選択肢ができ、消費拡大に繋がるかと思う。
  • 食味することで1-MCPの効果が実感できた。
  • 油上がりの抑制に関しては効果が目に見えて分かりました。
  • 処理後常温保管可能ということで、家庭での保管に向くのかも知れない。
  • 店頭で、同じ品種で無処理、処理果実が並ぶと、選ぶ時にきちんとした説明がないと難しい。
  • 実際に処理果を販売するとなると、買参人、量販店、消費者へのポストハーベストの説明が必要になる。
  • 使用表示をしないというのは非常に疑問。
  • 品種リレーの手助け的な使い方をして欲しい。無理に販売期間を伸ばすのではなく。
  • 1-MCP処理の物をスーパージョナブランドとして売って行く為には、適熟の品種の良いものを選果処理し出荷する事が必須。

第7回フルーツセミナーアンケート結果

52名、内訳(流通・小売業26名、生産者団体・生産者7名、その他19)

法人番号 7050005005207