広報活動報告

7月2日に「第8回東北農研市民講座」 を開催しました。

情報公開日:2016年7月21日 (木曜日)

日時 平成28年7月2日 (土曜日) 9時30分-10時50分
場所 農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室
話し手 農研機構東北農業研究センター 生産環境研究領域 農業気象グループ 主任研究員 大久保さゆり
ファシリテーター 農研機構東北農業研究センター 産学連携室 室長 佐藤百合香
主催 農研機構東北農業研究センター

内容

今回は「私たちの回りの気象と気候」というテーマで話してもらいました。気象観測が始まった20世紀初頭から現在までの約100年間に、CO2濃度の上昇に伴い日本の気温が約1°C上昇したことや、今後も上昇するということを説明してもらいました。実際に気温上昇が農業に影響を及ぼしていることも、例をあげて解説してもらいました。また、気象変化による水稲被害リスク回避を目的として東北農研が開発した「GoogleMapによる農作物警戒情報」や「水稲冷害早期警戒システム」についても、図表でわかりやすく紹介してもらいました。

身近なテーマのせいか、「竜巻注意報が多くなったように感じるがなぜか?」、「最近やませを耳にしないのは、発生が少ないのか、それとも作物の耐性が強くなったのか?」、「播種時期の予想に役立つ春先の気象や桜の開花時期等に関する研究は行っていないのか?」、「地域に役立つ気象情報を教えてほしい」、「農作物警戒情報は岩手県以外でも利用できるか?」など、活発に議論していただきました。

参加者アンケートでは「天気がより身近に感じることができた」、「気象と気候の違いがわかった」、「エコの大切さをあらためて感じた」、「東北農研が何をしているかわかった」、といった感想をいただきました。その一方で「時間が短かった」、「平均気温の変動グラフに厨川の気温も入れてほしかった」、「図表の見方がわからなかった」といった意見もありました。

なお今回の参加者は25名でした。

講演のようす (1)
講演のようす (2)
講演のようす (3)
講演のようす (4)

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