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「田んぼの科学教室」を大仙研究拠点で開催

情報公開日:2017年7月14日 (金曜日)

7月7日 (金曜日) 、大仙研究拠点 (秋田県大仙市) において、「田んぼの科学教室」を開催しました。本教室には、予め応募のあった大仙市内3つの小学校の5年生100名、引率の先生7名が参加しました。

本教室は、近隣の小学校の食育や理科教育の一助となることを願って平成17年から始めて、今年で13回目です。参加者は、午前2グループ、午後1グループで、大会議室での講義と圃場見学を行いました。

庁舎玄関前での開講式で、高橋研究領域長から歓迎の挨拶を受けた後、大会議室の講義では、担当研究員が、お米ができるまでの作業や生長過程、雑草や病害虫の防除、品種改良、大豆の転作栽培、品種、生長の仕組み、根粒菌の役割などについて、スライド、米、大豆、肥料のサンプル、稲と雑草の見本を用いて、40分ほど説明しました。児童たちは、稲や大豆の品種(粒)サンプルを手にとって見比べたり、ポットに植わっている稲とノビエの違いについて観察していました。

講義の最後の質問コーナーでは、「昔、苗づくりはどのようにしたの?」、「一番古いコメの種類はなんという名前?」、「コメの品種はどれくらいあるの?」、「除草剤をまいても稲が枯れないのはなぜ?」、「(アイガモ農法では)カモは間違って稲を食べないの?」など、いろいろな質問が出されました。

圃場見学では、土から大豆を掘りあげて根を洗い、根に着生した根粒を観察しました。大豆の品種による根粒の多さの違いを見たり、根粒を指でつぶすと内側はピンク色(人の血液にあるヘモグロビンに似た成分)をしているを確認していました。

その後、稲の品種が40種類植わっている水稲品種展示圃場で、東北地方の主要品種(昔から現在まで) 、東北農研の育成品種、海外の品種等を観察しました。児童たちは講義で話を聞いた、東北農研が育成した、日本初の交雑育種法による優良品種である「陸羽132号」のほか、変わった名前の品種や白い葉色の観賞用稲を見て楽しんでいました。担当者から聞いた表示板に記載している情報の見方をもとに、品種の特徴や交配親などを観察用紙にメモしていました。 最後に、稲作の作業に使われる機械、トラクター、ロータリー (耕起) 、田植機、コンバイン (収穫) について説明を受けました。多くの児童が機械の値段に興味を持ち、高額なことに驚いていました。 児童に感想を聞いたところ、「稲の種類がいっぱいあるなんて知らなかった」、「展示圃場のいろいろな稲が大きくなった時も見てみたい」、「自分がつぶした根粒は色が見えなかった。他のものでも試してみたい」、「講義は少し難しいところもあったが面白い話が聞けた」、など、楽しんで参加した様子でした。

庁舎前で開講式。「ここで研究している稲や大豆のことをよく聞いて、覚えて帰ってください」と高橋領域長。
講義の様子
稲と雑草のノビエの見分け方を体験
大豆圃場。外は暑い !
根を観察するために大豆を掘り取り
根を洗って、根についている根粒をつぶして観察
稲品種展示圃場を見学
表示板に記載の品種名、両親品種などをじっくりと確認
田んぼで使う農業機械。「どれも100万円以上する、高い機械なんだ」
法人番号 7050005005207