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野菜茶業研究所旧武豊野菜研究拠点(平成27年3月31日閉所)敷地土壌からの水銀・鉛・砒素の検出について

情報公開日:2015年7月17日 (金曜日)

平成27年7月17日
農研機構

当研究所の武豊野菜研究拠点は、研究業務の見直しにより、平成24年12月に保有していた特定有害物質を全て廃棄し、愛知県へ水質汚濁防止法 (昭和45年12月25日法律第138号) 第10条の規定により平成24年12月26日に特定施設の廃止届を提出しました。当所敷地について、土壌汚染対策法 (平成14年5月29日法律第53号以下「土対法」という。) に基づき、定められた方法で分析したところ、基準値を超える水銀及びその化合物、鉛及びその化合物、砒素及びその化合物が検出されました。

これを受け当研究所は、愛知県の指導のもと、土対法に基づく精緻な調査を行ってまいりましたが、このほどその分析結果がまとまりましたので、下記のとおりお知らせいたします。

また、汚染が確認された区画については、汚染土壌の除去を環境省が定めた「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン」に基づき実施いたします。

  • 野菜茶業研究所旧武豊野菜研究拠点の所在地
    • 愛知県知多郡武豊町字南中根40-1、同42-1、同42-3、同58-3、
    • 愛知県知多郡武豊町字楠一丁目32、同40、同45、
    • 愛知県知多郡武豊町字中根二丁目94-1、同94-3、同94-4、
    • 愛知県知多郡武豊町字桜ヶ丘二丁目133-1及び
    • 愛知県知多郡武豊町字迎戸5-14
  • 土壌等の分析結果
    今回、有害物質使用特定施設の廃止に際し、土対法で定められた方法で調査分析を行いました。調査方法としては、汚染物質を直接摂取する観点から「土壌含有量調査」を、汚染物質が溶け出し、地下水経由で摂取する観点から「土壌溶出量調査」及び地下水の「水質調査」を実施いたしました。
    調査分析の結果、下表のとおり水銀及びその化合物、鉛及びその化合物、砒素及びその化合物による土壌汚染が判明しました。
    • 調査期間 : 平成25年3月7日~平成26年9月30日
    • 愛知県への報告 : 平成27年7月17日
    <分析結果 : 土壌汚染対策法に基づき水銀、鉛、砒素を始め20物質についての分析を実施>
    • ア 土壌ガス
      全ての調査地点で第一種特定有害物質は検出されませんでした。
    • イ 土壌溶出量※1
      水銀及びその化合物、鉛及びその化合物、砒素及びその化合物が次表のとおり法に規定する土壌溶出量基準を超過していました。
      特定有害
      物質名
      測定結果
      最大値
      土壌溶出量
      基準※2
      最大値
      検出深度
      基準超過土壌
      検出深度
      超過区画数
      /調査区画数
      水銀及び
      その化合物
      0.0019mg/L
      (3.8倍)
      0.0005mg/L
      以下
      0~0.5m 0~0.5m 7/958
      鉛及び
      その化合物
      0.095mg/L
      (9.5倍)
      0.01mg/L
      以下
      0~0.5m 0~1.0m 51/958
      砒素及び
      その化合物
      0.072mg/L
      (7.2倍)
      0.01mg/L
      以下
      0~0.5m 0~1.0m 31/958
      注 : ( ) 内は土壌溶出量基準に対する倍率を示す。
    • ウ 土壌含有量※3
      鉛及びその化合物が次表のとおり法に規定する土壌含有量基準を超過していました。
      特定有害
      物質名
      測定結果
      最大値
      土壌含有量
      基準※2
      最大値
      検出深度
      基準超過土壌
      検出深度
      超過区画数
      /調査区画数
      鉛及び
      その化合物
      300mg/kg
      (2倍)
      150mg/kg
      以下
      0~0.5m 0~0.5m 1/958
      注 : ( ) 内は土壌含有量基準に対する倍率を示す。
    • エ 地下水※4
      上記イで土壌溶出量基準を超過した地点のうち3地点で調査した結果、法に規定する地下水基準に適合していました。
    • ※1 汚染物質が溶け出し地下水経由で水を摂取する場合の健康被害の影響を確認するための調査
    • ※2 土対法に規定する基準値
    • ※3 土壌に含まれる汚染物質を直接摂取する場合の健康被害の影響を確認するための調査
    • ※4 当該土地の地下水が汚染されているか確認するための調査
  • 原因
    水銀及びその化合物については、過去に起きたテンションメーター (水銀内包のガラス製の水分吸引圧力の測定器具) の破損等による土壌への漏洩が原因と考えられます。また、鉛及びその化合物並びに砒素及びその化合物については、使用履歴はあるものの基準を超過した区画のほとんどで使用履歴がないことから、汚染原因については不明です。
  • 今後の対応
    敷地内は従来から関係者以外立ち入り禁止の措置を講じており、汚染が確認された区画については、シ-トがけをしていますので、飛散や雨水等による汚染の拡散のおそれはありません。今後汚染土壌の掘削による除去を適切に実施していきます。
  • お問い合わせ先
    農研機構 野菜茶業研究所 企画管理部 管理課 会計チ-ム 伊藤

    Tel : 050-3533-3840

法人番号 7050005005207