広報活動報告詳細

第16回「食と農のサイエンスカフェ in ふくやま」を開催しました

情報公開日:2017年12月13日 (水曜日)

開催日時

2017年(平成29年)11月11日(土曜日) 13:15~14:45

開催場所

西日本農業研究センター福山本所 講堂

参加者数

30名

開催概要

平成29年度の「食と農のサイエンスカフェ in ふくやま」を開催しました。この企画は、食や農の科学についてお茶を飲みながら研究者と気軽に語り合う場として、平成24年度から始まり、今回で16回目を迎えました。

今回の話題提供者は、水田作研究領域水稲育種グループの重宗明子主任研究員、ファシリテーターは、農業技術コミュニケーターの志村もと子でした。

テーマは、「『新しい』お米のおはなし ~米粉麺用からリゾット用まで~」でした。お米は、炊飯して食べるだけではなく、麺、お菓子、リゾットなど、いろいろな食品に利用されています。用途に適した品種をどのようにして作っているのか、どんな品種があるのか、現在この研究所で行っている研究とも関連付けて紹介されました。

カフェ前半は品種改良の目的や方法について、説明されました。お米の消費量が昔の半分にまで減っており、米粉や飼料用などの新しい用途のお米が増えていること、さまざまな用途に応じた多様な特性を持つ稲が求められており、世界中のお米を取り入れて品種改良をしていることが紹介されました。品種改良は、稲のお父さんとお母さんから生まれた子どもを植えて増やし、何代にもわたって繰り返し選抜を重ねて行われ、1つの品種が世に出るまで10年はかかるとのことです。そして、麺作りに適した高アミロース米「ふくのこ」の特徴や、その完成にいたるまでの話を伺いました。

休憩時間には、「ふくのこ」で作られた米粉麺の試食が行われ、皆さんおいしそうに食べておられました。

後半は、まず、業務用、加工用のお米のお話を伺いました。次に、調理用新品種「お料理3姉妹(米)」とされる、カレー用「華麗舞」、寿司用「笑みの絆」、リゾット用「和みリゾット」を紹介していただき、品種改良から世に出るまでのさまざまなお話を伺いました。

質問コーナーでは、どこでこのお米が買えるのか、種もみはどこで手に入るのか、という質問が出ました。このお米を、実際に食べたい、作ってみたいと思っていただけて大変嬉しく思います。

アンケートでは「話がわかりやすくてよく理解できた」「参加して良かった」「ふくのこ麺がおいしかった」という回答が非常に多く、身近な、そして新しい食材でもあるお米の農業研究について考える好機となったのではないかと思います。

話題提供の様子.png展示:農研機構で開発した加工、業務用米品種の商品.png講演する重宗明子主任研究員.png

※H29年12月現在、「ふくのこ」のフォーと「和みリゾット」のリゾットは、福山市近郊では以下の店舗で提供されています。

●「ふくのこ」のフォー:「メンヤフォー」岡山市北区今2-18-15

●「和みリゾット」のリゾット:「エルバ」福山市明治町1-5

法人番号 7050005005207