プレスリリース
クラウン部局部温度制御によるイチゴの周年高品質生産技術の開発
- 平成19年農林水産研究度高度化事業現地検討会および成果発表会 -
九州沖縄農業研究センターでは、農林水産省の委託事業「先端技術を活用した農林水産研究高度化事業」の標記課題で平成17年度から3カ年間、福岡農業総合試験場と中国計器工業(株)との共同研究を実施し、イチゴ株の一部である生長点部分(クラウン部)だけを集中的に冷却あるいは加温することにより、花芽の分化促進や、その後の生育促進を図る新技術を開発しました。
この技術は、イチゴ周年生産に道を開く大きな一歩となる技術です。
最終年度となる今年度は、これまでに得られた研究成果を普及関係者、研究者等に向けて発信し、新技術の普及と定着を図ることを目的として成果発表会を開催します。
詳細情報
現地検討会・成果発表会の概要
名 称:
平成19年農林水産研究度高度化事業現地検討会および成果発表会
開催日時:
平成19年12月5日(木曜日) 13時00分~17時30分
現地視察 13時00分~15時00分
成果発表会 15時00分~17時30分
開催場所:
九州沖縄農業研究センター久留米研究拠点
所在地:
〒839-8503 久留米市御井町1823-1
Tel:0942-43-8271 Fax:0942-43-7014
テーマ:
「クラウン部局部温度制御によるイチゴの周年高品質生産技術の開発」
参集範囲:
イチゴの生産・流通に関わる公立研究機関・大学・民間・独法研究機関および行政・普及等の関係者
現地見学・研究成果発表会の内容
現地視察
イチゴ現地実証試験ほ場
福岡県広川町イチゴ生産農家 山下 陽市 氏
成果発表会
- クラウン部局部温度制御技術開発の背景と目的
- 九州沖縄農業研究センター イチゴ周年生産研究チーム 沖村 誠
- クラウン部局部温度制御技術の開発
- 1)装置の開発
中国計器工業(株) 光後 広恭
- 2)促成栽培における加温技術
福岡農業総合試験場 イチゴ栽培チーム 北島 伸之
- 3)促成栽培における冷却・加温技術
九州沖縄農業研究センター イチゴ周年生産研究チーム 壇 和弘
4)夏秋どり栽培における冷却技術
九州沖縄農業研究センター イチゴ周年生産研究チーム 曽根 一純
- クラウン部局部温度制御技術の具体的導入の提案
- 九州沖縄農業研究センター イチゴ周年生産研究チーム 沖村 誠
- 総合討議
- 座長 九州沖縄農業研究センター研究管理監 田中 和夫
- ※ 講演と併せ、研究成果をパネル展示等で紹介します。