ポイント
福島県内の放射性物質に汚染された農地土壌(60,000Bq/kg超)から、復旧・復興用土工資材等に利用可能なレベル(クリアランスレベル:100Bq/kg以下)まで含有する放射性セシウムを分離・除去(99.7%以上)する技術開発を行いました。
概要
- 本実証試験は、平成23年度「除染技術実証試験事業」(内閣府から独立行政法人日本原子力研究開発機構への委託事業)において、太平洋セメント株式会社が、日揮株式会社、東京電力株式会社、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター及び株式会社太平洋コンサルタントと連携して応募、昨年11月9日に採択され、行ってきたものです。
- 除染を推進していく上で、大量に発生する除去物の減容化は重要な課題となっていますが、放射性物質に汚染された土壌(以下「汚染土壌」という。)から放射性セシウム(以下「放射性Cs」という。)を効率的に除去・分離することは容易ではありません。本実証試験では、小型回転式昇華装置を使い、福島県内の農地土壌等を試料として放射性Csの揮発を促進する熱処理条件を検討し、土工資材等に利用可能なレベルまで放射性Csを分離除去しその含有量を低下させることに成功しました。
- なお、この除染技術について、独立行政法人日本原子力研究開発機構、太平洋セメント(株)及び農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は共同で、3月8日に福島県郡山市で開催される「農業及び土壌の放射能汚染対策技術国際研究シンポジウム」(主催:農林水産省、国際科学技術センター(ISTC))において、その内容を発表する予定です。
農業及び土壌の放射能汚染対策技術国際研究シンポジウム
日時:平成24年3月8日~10日
会場:福島県郡山市(ユラックス熱海・ホテルハマツ)
シンポジウムに関する詳細については農林水産省ホームページ又は専用ホームページ(http://www.congre.co.jp/isrca/)を参照。
※シンポジウムの取材を希望される方は、「農業及び土壌の放射能汚染対策技術国際研究シンポジウム」運営事務局に事前登録してください。







