ポイント
- 今年度から始まったエコフィード認証制度の周知と食品残渣への取り組みについてのシンポジウムを12月8日に、つくば国際会議場(エポカルつくば)で開催します。
- 飼料自給率向上の観点から、また、飼料価格上昇の折、食品産業から排出される食品残渣の飼料への利用(エコフィード)の拡大はますます重要です。
概要
輸入飼料価格の高騰と高止まりにより、我が国の畜産農家の経営は厳しい状況にあり、生産コストの多くの部分を占める飼料コストを低減するため、安価で安心・安全な飼料の供給が求められています。国内における食品産業からは、毎年1100万トンの食品残渣が排出されていますが、現状では2割程度しか飼料化されていません。食品残渣の飼料への活用をより一層拡大することは、飼料自給率の向上につながるばかりではなく、安心・安全な畜産物の供給にもつながるものです。
また、今年度から、エコフィード認証を受けた飼料を給与した家畜からの畜産物やその加工食品について、一定の基準を満たしたものを「エコフィード利用畜産物」として認証する制度が開始されました。この認証制度を活用して、いかに畜産物や加工食品の差別化や高付加価値化につなげていくか、また、その利益を生産者へ還元していくかを、エコフィードに携わる広範な関係者に参集いただき検討いたします。
当日は是非取材にお越しいただき、紙面、番組等でご紹介いただければ幸いです。