農研機構畜産草地研究所
味の素アニマル・ニュートリション・グループ株式会社
住友化学株式会社
ポイント
- 10月2日(水曜日)にティアラこうとう(江東公会堂)において、アミノ酸添加低タンパク質飼料の肥育豚をはじめとする畜産生産への技術導入がもたらす地球温暖化抑制効果を紹介するためのセミナーを開催します。
概要
農業活動に起因する温室効果ガスの発生は膨大で、FAO(2009)の年次報告書でも増大する世界人口を賄う生産拡大と次世代への温暖化現象の脅威解消が急務とされており、世界の食料を賄う低炭素型生産技術の開発と普及が強く求められております。
農研機構畜産草地研究所、味の素アニマル・ニュートリション・グループ(株)及び住友化学(株)は、共同研究によりアミノ酸添加低タンパク質飼料の肥育豚生産への技術導入がもたらす地球温暖化抑制効果を明らかにしました。セミナーでは、この研究成果を紹介するとともに、技術の導入支援のためのJ-クレジット1)の解説やJ-クレジットを導入した生産農家の取り組みを紹介いたします。
アミノ酸添加低タンパク質飼料の導入により、生産性に影響することなく窒素排せつ量を29%削減、排せつ物管理から発生する温室効果ガスを39%削減でき、LCA2)による評価では温室効果ガスの削減に加え、周辺水系の富栄養化への影響が削減されたことから、共同研究の成果は生産拡大が顕著な東南アジアへの普及技術としても期待されます。
報道機関各位におかれましては、事前にセミナーの開催を紙面で広くご案内いただきますとともに、当日は是非取材にお越しいただき、本技術の温暖化抑制効果を紙面、番組等でご紹介いただければ幸いです。