プレスリリース
ダイレクト収穫体系による飼料用稲麦二毛作技術マニュアル<2013年度版>を作成・公開

情報公開日:2013年10月18日 (金曜日)

ポイント

  • 飼料用イネ専用収穫機を活用したダイレクト収穫による飼料用稲麦二毛作において、年間の最大収量が得られる品種の組み合わせ、作業競合を回避する省力栽培技術、飼料用麦類の発酵品質や栄養価等についての技術解説マニュアルを作成し、HPで公開しました。

概要

  • 農研機構は、宮城県畜産試験場、古川農業試験場、栃木県畜産酪農研究センター、群馬県畜産試験場、三重県農業研究所、三重県畜産研究所、福岡県農業総合試験場と連携協力して、飼料用イネ専用収穫機を活用したダイレクト収穫による飼料用稲麦二毛作の生産・利用技術体系を開発しました。
  • 飼料用イネのダイレクト収穫技術を飼料用麦類に適用することにより、裏作に飼料用麦類を導入しやすくなり、水田の有効活用と年間収量の最大化が期待できます。また、飼料用イネ収穫機を両作物に利用することで、機械の稼働率が高くなり、低コスト化にもつながります。
  • この技術の現場への普及を図るため、最大収量が得られる品種の組み合わせ、作業競合を回避する省力栽培技術、飼料用麦類の発酵品質や栄養価等をわかりやすく解説したマニュアルを作成・公開しました。
  • 電子版のマニュアル(PDF形式)は、 農研機構畜産草地研究所ホームページの刊行物一覧からダウンロードして利用できます。
  • 冊子体のマニュアルについても農林水産省の各地方農政局、都道府県を通じて、地域の普及担当部署に配布する予定です。また、ご希望される場合は農研機構畜産草地研究所に直接Fax(0287-37-7132)でお申し込みください(部数に限りがあるため配布は先着順となります)。

関連情報

本成果は、農林水産省委託プロジェクト研究「自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値化技術の開発」(平成22~24年度)および「国産農産物の革新的低コスト実現プロジェクト」(平成25~29年度)により実施したものです。