水2H08:竹ノ原農園ほか(熊本県山都町)

実証品目: 水稲、さといも | 実証面積: 12.0ha

実証課題名
スマート農業を導入した国際水準の有機農業の実践による中山間地域と棚田の活性化モデルの構築
構成員
熊本県立大学(代表機関)、鹿児島大学、熊本高等専門学校、山都町役場、熊本県農業研究センター、(公財)地方経済総合研究所、エネルギープロダクト(株)、(株)ファーム・アライアンス・マネジメント、クボタアグリサービス(株)熊本営業所、(同)ゴダイベスト、(株)ぶらんこ、(株)ジャパン バイオ ファーム、上益城農業協同組合、(株)山都でしか、稲葉農園、竹ノ原農園、マルハチファーム、田上農園、ヤスキファーム、なかはた農園

背景・課題

  • 実証地の山都町は「九州のへそ」に位置し、古くから有機農業の里として知られており、本県の環境保全型農業を牽引している。しかし、農家1軒あたりの規模が小さく、機械化やスマート農機の導入が困難である。
  • 起伏に富んだ地形の棚田が多く、棚田百選に2箇所選ばれている。しかし、棚田の維持・管理には作業管理(鳥獣害・水管理・除草)の労働が大きく、収益が上がらなくても農業を続けている高齢農業者が多く、棚田の保全や技術の継承が喪失するおそれがある。

本実証プロジェクトにかける想い

中山間地域の農業において、生産者・大学・高専・企業・行政等の連携により、スマート農業や新しい農業サービスを活用した国際水準の有機農業を展開します。
棚田での農作業の効率化と中山間地域の地(知)を活かした「儲かる農業」をスマート農業で実現し、老若男女が活躍できる元気な中山間地域農業に取り組みます。
本事業の取組、中山間地域や棚田の魅力をIoTの技術により、発信します。

目標

  • スマート農業を導入することで、棚田において労働時間35%削減・収入20%増加、露地野菜において労働時間35%削減・収入30%増加を目指す。
  • 農作業の一部を地域コーディネーター(新世代型の農業支援サービスを請け負う)に委託するモデルを構築する。

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

熊本県立大学 環境共生学部 教授 松添 直隆
E-mail:

視察等の受入について
(公財)地方経済総合研究所 財津・宮野 Tel: 096-326-8634