東北農業研究センター

ICT活用技術グループ

ICT活用技術グループでは、東北地域における高収益な水田輪作システムの確立に向けて、ICTを活用した栽培管理技術、排水性改善技術、省力圃場均平技術等の水田輪作体系における基盤技術を開発しています。さらに、これらの技術を基本として、新たな土地利用型作物として期待される子実トウモロコシの高能率生産技術等の栽培技術や、気象災害情報や虫害・雑草害情報から栽培管理を支援する栽培暦策定支援システムを開発し、東北地域の多様な地域条件に対応可能な高収益水田輪作システムの構築を進めています。
実施課題としては、

技術均平ガイダンス装置による凹凸マップを活用した均平作業
  • GNSSやUAV取得画像により均平作業の高速化・高精度化を可能とする省力均平作業技術の開発
  • ICTを活用した圃場排水機能の評価に基づく排水改良技術の開発
  • ドローン防除技術等による子実トウモロコシの高位安定・高能率生産技術の開発
  • 気候変動を考慮した乾田直播体系の栽培暦の策定支援システムの開発
  • 周辺土地利用と栽培暦を考慮した害虫発生・警戒情報発信システムの開発

などを担当し、水田作経営の高収益化と、直播技術を核とする地域条件に適合した大規模水田輪作体系の確立を目指しています。

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