東北農業研究センター

病害虫グループ

斑点米を引き起こすアカスジカスミカメ (害虫)

病害虫グループでは、イネや野菜の病害および虫害の研究課題を担当しています。

イネいもち病に関しては、「Google Mapによる気象予測データを利用した農作物警戒情報」を活用することにより本病の発生が効果的に抑制され、収量の減少を抑えられることを示しました。また、斑点米カメムシの広域発生予察技術に関しては、カスミカメムシ2種の水田への侵入量に影響する大規模発生源と斑点米被害の関係から、半径300m以内の発生源面積によって斑点米被害発生リスクを評価できることを明らかにしました。

果菜類の土壌病害については、転炉スラグによる土壌pH矯正は土壌伝染性のフザリウム病に対して被害軽減効果があることを明らかにしました。また、細菌病であるトマト青枯病についても同様の効果があり、その作用機作は殺菌性によるものではないことを明らかにしました。このほか、メロンつる割病 (フザリウム病) について、非病原性菌株、土壌pH矯正資材、植物病害抵抗性誘導剤を適切に組み合わせて育苗時に処理すると定植後に発病軽減効果があること、同様にトマト青枯病に対しても効果があることなどを明らかにしています。

現在、気象データ等ICTを活用した水稲病害の防除意思決定支援技術の開発、斑点米カメムシ類の被害発生リスク評価手法の高度化、春まきタマネギに発生する腐敗性病害の防除技術の開発などについて研究を進めています。

メンバー

法人番号 7050005005207