東北農業研究センター

農業放射線研究センター

農業放射線研究センター。 東北農業研究センター福島研究拠点に置かれている。

農業放射線研究センターの研究には6つの大きな柱があります。

  1. 水稲の移行低減対策技術の開発
  2. 畑作物の移行低減対策技術の開発
  3. 営農再開に向けた農地の省力的管理技術の実証
  4. 鳥獣害対策技術の導入
  5. エネルギー・資源循環型営農技術の実証
  6. 農業用水管理技術の開発

東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応として、放射性物質の農地からの除染技術と土壌から作物への移行低減に関する研究を行っています。さらに、これらの技術と並行して被災地域での除染後の営農再開に向けた技術開発を行っています。また、震災から5年が経過し、研究内容は緊急的な対策から、より長期的な対策が求められております。そのため、農地のみならずその周辺環境との物質動態も含めた対策が求められており、それに対応するためのモニタリングやこれまでに行われてきた対策の見直しも喫緊の課題です。特に移行低減対策として導入されたカリの追加施肥は大きな効果を上げてきましたが、長期的に考えていつまでその対策が必要なのかも含めて、対策を適正化する技術開発が必要です。また、営農再開においては農業者の帰還と除染終了が同調していないため、いかに省力的に除染後の農地を維持するのかという当初は想定していなかった問題の解決も求められています。このように被災地に位置し、迅速な対応が強く求められ、さらには生産者や地元行政との直接的な対応も必要であるため、様々な研究領域の研究者が集まり、放射性物質によって汚染された地域の復興という目標のために必要に応じて連携を取りながら日夜努力を続けています。

センター長

所属グループ

法人番号 7050005005207