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「放射性物質分析棟開所式」報告

情報公開日:2013年5月17日 (金曜日)

東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故後、農研機構では被災地の営農再開・農業再生に向けた研究に取り組んできました。また、平成24年度には東北農業研究センターの福島研究拠点に「農業放射線研究センター」を設置し、被災地における継続的な研究体制づくりを進めてきました。

今般、同センターに「放射性物質分析棟」が完成したことから、平成25年5月15日(水曜日)、現地で開所式を行いました。当日は、長島 忠美 農林水産大臣政務官をはじめ、関係省庁、地元自治体・団体の関係者の方々に来賓や参加者としてご出席いただきました。また、開所式の後、来賓・参加者、報道関係の皆様に同分析棟の各施設をご視察いただきました。

放射性物質分析棟 完成した放射性物質分析棟の外観です。施設はRC構造、地上2階、地下1階、 建築面積755.80m2、延べ面積 1400.09m2です。

開所式の様子

堀江 武 農研機構理事長
堀江 武 農研機構理事長が主催者挨拶を行いました。農研機構の放射性物質対策研究への取組状況の紹介とともに、今後に向けて、農業放射線研究センターおよび放射性物質分析棟を核とした連携協力の推進、被災地の農業復興に向けた研究加速化への決意などが表明されました。

長島忠美 農林水産大臣政務官
長島 忠美 農林水産大臣政務官より来賓挨拶をいただきました。放射性物質分析棟を設置し体制を整えた農業放射線研究センターが、農林水産関係の放射性物質対策研究の拠点となり、被災地の農業再生に向けた取り組みの推進に寄与することへの期待等についてお話がありました。

甲斐 敬市郎 福島県農林水産部技監
甲斐 敬市郎 福島県農林水産部技監より来賓挨拶をいただきました。震災復興のために研究を進めることが重要であり、今回開設された放射性物質分析棟には県民の期待が寄せられていること、福島県からも3名の職員を駐在員として派遣すること等についてお話がありました。

(御来賓として出席いただいた方々(上記以外))

小林 裕幸 農林水産省農林水産技術会議事務局長
五十嵐 太乙 農林水産省東北農政局長
西山 英彦 環境省水・大気環境局除染チーム次長
中村 伸也 復興庁福島復興局次長
若月 勉 福島市農政部長
佐々木 昭博 福島県農業総合センター所長
田村 完 福島県農業協同組合中央会農業対策部技術常任参与

放射性物質分析棟内の各施設の視察の様子

温室
制御環境下でのモデル試験を行うため、農作物の栽培ができる温室を装備しています。

計測室
清浄な環境で各種試料に含まれる放射線量を測定するため、計測室はクリーンルームになっています。放射線量の正確な測定に必要なゲルマニウム半導体検出器を4台設置しています。

X線回折装置の説明
放射線量の測定の他、土壌の性質や植物体の成分を調べるための各種機器を装備しています。上の写真は、放射性セシウムの固着の程度に影響を及ぼす土質の分析に用いるX線回折装置の説明状況です。当日は、多くの報道機関の方々に取材に来ていただきました。

法人番号 7050005005207