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激甚災害の指定を受けた台風7、9、10、11号による農業被害への農研機構の対応について(続報)

情報公開日:2016年10月 7日 (金曜日)

ドローンを利用した農地の被害推定

農研機構北海道農業研究センターは、JAめむろからの要請を受けて、河川氾濫による農地の被害状況を調査するためにUAV(ドローン)による空撮を9月14日に実施し、空撮画像から3次元形状を自動で再構成する開発ソフトウエアを利用して、被災圃場の面積や復旧に必要な客土量を推定しました。これらの情報は、農地復旧に向けた資料として活用されています。

(a)被災圃場7.7haの3次元形状、(b)復旧に必要な客土量は134,698m3と推定 (赤が客土量大、青が小)写真(a)被災圃場7.7haの3次元形状、写真(b)復旧に必要な客土量は134,698m3と推定 (赤が客土量大、青が小)

対応策のための現地調査の実施

農研機構北海道農業研究センターと農村工学研究部門は、9月23日に被害状況の詳細な把握と対応策の検討のために、甚大な農地流失の被害があった芽室町上美生地区の圃場の調査を行いました。予想以上の被害を目視や現場担当者の話によって確認しつつ、客土の工法や土壌採取等に関する意見交換を行いました。農村工学研究部門は土壌のサンプリングを行っており、その分析結果も含めて取りまとめ、現場に情報提供を行うこととしました。

参加者:芽室町、JAめむろ、十勝総合振興局産業振興部南部耕地出張所、水土里ネット北海道事業部道東事務所、農研機構農村工学研究部門・北海道農業研究センター芽室研究拠点 計10名

視察に先立ち室内での意見交換視察に先立ち室内での意見交換
農村工学研究部門が十勝近辺の土壌特性等を解説し、農地復旧に向けた土壌採取や客土のやり方などについて意見交換しました。

上美生地区の農地流失の現場上美生地区の農地流失の現場
コムギあと圃場の土壌が深さ1m以上にえぐられるように流出していた。

視察に先立ち室内での意見交換土壌が流出した圃場には、流木や土砂などが流入。ロールベールも流入していた。

トウモロコシ畑の土壌は流出し、流木や土砂が流入していた。道路前方は流木のため通行止めであった。

川の氾濫により削られて露出した断面。層状になった礫の堆積は過去発生した河川の氾濫を示しています。

牧場(清水町)の被害牧場(清水町)の被害
牧場内のパドックに土砂や流木が流入していた。 (写真は共同現地調査後に撮影)

法人番号 7050005005207