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情報:農業と環境 No.67 (2005.11)
独立行政法人農業環境技術研究所

「自然共生」シンポジウム −自然と共生する農林水産業に向かって−

農林水産省で進めている、自然共生プロジェクト「流域圏における水循環、農林水産生態系の自然共生型管理技術の開発」では、流域全体を対象として、(1)流域の健全な水循環への貢献、(2)農林地生態系の保全・再生、(3)都市と農村の共生をメインテーマに、環境保全型農業技術による水質改善効果予測や生物の生息地評価などのモデル開発を総合的に進め、自然共生に関わる技術の開発やその普及に向けた社会科学的アプローチを進めてきました。

今回のシンポジウムでは主要な成果を公開するとともに今後のプロジェクト展開方向について検討します。参加費は無料です。

開催日: 平成17年12月2日(金)

会場: つくば国際会議場 2階中ホール200 (茨城県つくば市竹園2−20−3)

共催: 農林水産省農林水産技術会議事務局、(独)農業工学研究所、(独)農業環境技術研究所、(独)農業・生物系特定産業技術研究機構、(独)森林総合研究所、(独)水産総合研究センター、(社)農林水産技術情報協会

プログラム

10:00−10:20 開会あいさつ

農業工学研究所理事長
農水省農林水産技術会議事務局研究開発課長
内閣府総合科学技術会議事務局参事官
ほか

10:20−11:00 基調講演

「流域の将来を展望する(仮題)」

丹保憲仁(放送大学学園学長)

11:00−12:00 講演(午前の部)

自然共生プロ研究成果のまとめに向けて

端 憲二(農工研、推進リーダー)

農林地における水・物質移動モデル

久保田富次郎(農工研)

大河川河口域に存在する汽水域生態系の再生 ―シジミを対象として

明田定満(水工研)

13:00−15:00 講演(午後の部)

里山生態系の再生技術 ―コナラ林を対象として

大住克博(森総研)

土地利用変化に伴う生物生息地変動モデル ―トンボを対象として

David Sprague、田中幸一(農環研)

農業河川・水路における魚類生息評価モデル ―タモロコを対象として

小出水規行(農工研)

景観構造に関する調査・情報システムとそれを活用したチョウ類の生息可能性評価

井手 任(農環研)、山本勝利(技術会議事務局)

都市と里山のランドスケープ構造が森林の生物多様性に及ぼす影響評価

尾崎研一(森総研)

土地改良区が多面的機能維持に果たす役割の経済的評価

高木 健(三菱総研)

15:10−15:30 総評  四ヶ所四男美(前九州大学大学院教授)

15:30−16:30 総合討議 (成果のまとめにむけて、今後の展望)

16:30    閉会

参加方法・問い合わせ先

参加を希望される方は、11月18日までに、氏名・住所・所属を下記のE-mailアドレスまたはFAX番号にお送りください。

自然共生事務局 E-mail:kyousei@affrc.go.jp

 URL:http://www.nkk.affrc.go.jp/ivent/H17/shizenkyosei/ (ページのURLが変更されました 2012年6月)

〒305-8609 茨城県つくば市観音台2-1-6

(独)農業工学研究所 水工部長室付 自然共生プロジェクト事務局 笹川

TEL 029-838-7609  FAX 029-838-7609

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