公開セミナー「外来植物のリスクを調べて、その蔓延(まんえん)を防止する −外来植物とどう対峙(たいじ)するか?−」が、文部科学省科学技術振興調整費による重点課題解決型研究プロジェクトのアウトリーチ活動として開催されます。
日時: 平成18年8月5日(土曜日)
場所: 岡山大学創立五十周年記念館 多目的ホール
主催: 独立行政法人 農業環境技術研究所
共催: 岡山大学環境理工学部、日本雑草学会雑草利用研究会、児島湖流域エコウェブ
開催のねらい:
昨年6月に施行された外来生物被害防止法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)のもとで、生態系、健康および農業に被害を及ぼす外来生物の特定と、取扱いの規制が、環境省と農林水産省を中心に進められています。この法律の円滑な実施に貢献するために、科学技術振興調整費による重要課題解決型研究プロジェクト 「外来植物のリスク評価と蔓延防止策」 が開始されています。
この公開セミナーでは、法律の意義と外来植物がもたらすリスクに関する研究成果を発表します。生物多様性を保全するためには外来生物を管理することがきわめて重要であることを市民のみなさんに理解していただくとともに、幅広いご意見を今後の研究計画に反映させることを目的にしています。
今回のセミナーでは、とくに蔓延して問題となる外来の水生植物に重点を置き、園芸植物から逸脱した外来植物の取り扱いについても論議します。
来聴大歓迎:
植物愛好家、自然保護活動家、農家、緑化関係者、小中高校生、大学生、そのほかどなたでもお気軽にご参加下さい。 (入場無料)
プログラム
10:30-10:40 「あいさつ」
足立忠司 (岡山大学環境理工学部長)
10:40-11:00 「外来生物法とプロジェクトの目的について」
藤井義晴 (研究代表者)
11:00-11:30 「園芸植物園と外来生物法」
城山 豊 (草津市立水生植物公園みずの森)
11:30-12:00 「アゾラの問題あれこれ」
岸田芳朗 (岡山大学農学部)
(昼食)
13:00-13:30 「岡山県南部水系に発生する外来水生植物から学ぶこと」
沖 陽子(岡山大学環境理工学部)
13:30-14:00 「外来植物シナダレスズメガヤの防除技術の開発を目指して」
大谷一郎 (近畿中国四国農業研究センター)
14:00-14:30 「アレロパシーの強い外来植物、および有毒成分を含む外来植物」
藤井義晴 (農業環境技術研究所)
14:30-15:00 「外来植物の利点と問題点」
橋爪 健 (雪印種苗)
(休憩)
15:30-16:30 フリートーク −外来植物とどう対峙するか?−
司会: 足立忠司 (岡山大学環境理工学部長)
コメンテーター: 山崎美津夫 (水草研究家)
お問い合せ先:
電話: 029-838-8246、 eメール: yfujii@affrc.go.jp
電話: 086-251-8870、 eメール: yokooki@cc.okayama-u.ac.jp
交通:
・ 岡山駅前から岡電バス「岡山大学・妙善寺」行に乗車、「岡大西門」で下車して徒歩約1分
・ 岡山駅前から岡電バス「津高営業所」行に乗車、「岡山大学筋」で下車して徒歩約7分
・ 岡山駅西口から岡電バス「岡山理科大学」行に乗車、「岡大西門」で下車して徒歩約1分
・ 岡山駅西口からタクシーで約7分