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農林水産省農業環境技術研究所所長をつとめられた玉木佳男（たまきよしお）氏が、平成１８年秋の叙勲（じょくん）で瑞宝中綬章（ずいほうちゅうじゅしょう）を受章しました。伝達式は１１月８日に行われました。瑞宝章は、国家または公共に対し功労があり、公務等に長年従事し、成績を挙げた者に国が授与するものです。
玉木佳男氏は、昭和４２年１１月から５８年１１月まで農業環境技術研究所の前身である農業技術研究所の病理昆虫部に、昭和５８年１２月から６３年３月まで組織再編後の農業環境技術研究所の環境生物部昆虫管理科および企画連絡室にそれぞれ勤務されました。また、平成２年９月から３年９月まで再び農業環境技術研究所で企画連絡室長を、さらに平成５年１０月から７年３月まで農業環境技術研究所長をつとめられました。
平成７年４月には農学部教授として東北大学に移られましたが、大学を退職後も、自宅で「里山環境生物学研究所」を開かれるなどご活躍されています。
なお、氏は、農業技術研究所では、昆虫の性フェロモンの研究で「日本農学賞」と「読売農学賞」を受賞しています。また、農業環境技術研究所では、農業技術の発展への貢献により平成５年に「農業試験研究一世紀記念事業農林水産技術会議会長賞」を受賞しています。