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情報:農業と環境 No.87 (2007.7)
独立行政法人農業環境技術研究所

農林水産省農村振興局農村環境保全室との連絡会が開かれた

農業環境技術研究所と農林水産省農村振興局企画部資源課農村環境保全室との連絡会が、平成19年6月8日に開催されました。この連絡会では、「地球温暖化」 と 「生物多様性」 に関する、農業環境技術研究所と農村環境保全室の取り組みについて情報を交換し、意見交換を行いました。

農村環境保全室からは、「農林水産省の地球温暖化対策」、「農林水産省生物多様性戦略」 及び 「生息環境情報調査」 について報告がありました。農業環境技術研究所からは、「温暖化に関する研究」 と、生物多様性に関係した研究である 「カワヒバリガイに関する研究」、「外来植物に関する科振調プロジェクト研究」 及び 「水田生物多様性に関する研究」 について、研究の内容と成果が報告されました。

意見交換では、行政部局が保有する調査データの研究所への提供、また、農業環境技術研究所が開発した生物多様性保全のための調査・情報システム RuLIS (Rural Landscape Information System) の行政部局での活用など、データや調査・解析手法などを相互に提供・活用することについて話し合われました。また、農業環境技術研究所の各研究領域からの意見や要望が出されるとともに、活発な質疑応答があり、相互の理解を深めることができました。

農業環境技術研究所は、行政機関のニーズに的確・迅速に対応するため、行政の各部局との間で意見交換会や情報交換会を開催しています。このような会合は、研究所が行っている研究の内容・成果を政策担当者に知ってもらう機会にもなっています。農業環境技術研究所と農村環境保全室とは、平成5年からほぼ毎年連絡会を開催して情報交換を行っています。

以下に今回の連絡会の概要を記します。

開催日時

平成19年6月8日 (金曜日) 15:00 〜 18:00

開催場所

農林水産省農村振興局第2・3会議室 (北別館1階)

出席者

(農林水産省資源課農村環境保全室)

富田 資源課長、 森戸 農村環境保全室長、 岸 課長補佐 (土地資源班)、 菅原 課長補佐 (環境調査班)、 諏訪部 課長補佐 (環境保全班)、大塚 課長補佐 (環境評価班)、 勝部 環境影響評価専門官、 寺本 地域資源調査係長、 田中 地域資源評価係長、 林 調査係長、 荒井 調査係、 鹿田 基準係長、 菊池 水質保全係長、 伊藤 環境保全係長、 濱田 影響評価係長、 宝栄 環境評価係長

(農業環境技術研究所)

佐藤 理事長、 宮下 研究統括主幹、 遠藤 研究コーディネータ、 今川 研究コーディネータ/大気環境研究領域長、 菅原 物質循環研究領域長、 與語 有機化学物質研究領域長、 平井 生物多様性研究領域長、 對馬 生物生態機能研究領域長、 三輪 生態系計測研究領域長、 藤井 生物多様性研究領域上席研究員、 伊藤 生物多様性研究領域主任研究員、 安田 企画戦略室長、 須藤 企画戦略室主任研究員、 木村 連携推進室長

(農林水産技術会議事務局)

斎藤 技術政策課調整第一係長、 中川原 技術政策課企画係長、 山田 研究開発課研究調整係長

議事次第

あいさつ   富田 資源課長、 佐藤 理事長

出席者紹介   森戸 農村環境保全室長、 宮下 研究統括主幹

情報提供

(農村環境保全室)

(1) 農村環境保全室業務概要 (森戸 農村環境保全室長)
(2) 農林水産省の地球温暖化対策について (荒井 調査係)
(3) 農林水産省生物多様性戦略について (諏訪部 課長補佐)
(4) 生息環境情報調査について(宝栄 環境評価係長)

(農業環境技術研究所)

(1) 温暖化に関する研究 (今川 研究コーディネータ)
(2) カワヒバリガイに関する研究 (伊藤 主任研究員)
(3) 外来植物に関する科振調プロジェクト研究 (藤井 上席研究員)
(4) 水田生物多様性に関する研究 (平井 研究領域長)

意見交換

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