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情報:農業と環境 No.88 (2007.8)
独立行政法人農業環境技術研究所

第7回有機化学物質研究会 「農薬のリスク管理に向けて」
−ライフサイクルアセスメントの視点から考える−(9月19日)

近年、化学製品の環境への負荷に対して、資源利用、製品の製造・使用・リサイクルから廃棄までを総合的に評価するライフサイクルアセスメント (LCA) の考え方が導入され、わが国においても環境保全型社会やゼロエミッションをめざして、さまざまな取り組みがなされています。

農業は、その成り立ちから考えて環境とともに成立している生業です。ですから、そこにおける行為は何らかの形で、環境に影響を及ぼします。農業場面においては、地球温暖化や富栄養化を柱として、温室効果ガスや畜産廃棄物などを中心にLCA研究が進められてきましたが、農薬については、農業におけるLCA研究の中で作物生産現場における位置付け程度にとどまっています。

本研究会では、LCAの視点から実施されたさまざまな取り組みを紹介することによって、LCAと農薬との関連について理解を深め、農薬のリスク管理に関する今後の研究方向を探ります。

開催日時: 平成19年9月19日(水曜日) 10:00〜17:00

開催場所: 農業環境技術研究所 大会議室

プログラム:

10:00-10:10  理事長あいさつ

農業環境技術研究所    佐藤洋平

10:10-10:20  研究会の趣旨説明

農業環境技術研究所    與語靖洋

10:20-11:00  環境保全型社会に向けてのLCAの役割

エコマネジメント研究所    田中浩二

11:00-11:40  地域LCA手法の開発と適用

産業技術総合研究所・LCA研究センター   玄地  裕

11:40-12:20  農業場面におけるLCAの取り組みと今後の課題

農業環境技術研究所   三島慎一郎

【昼食 (12:20-13:20)】

13:20-14:00  農薬開発における生態影響評価(LCAの視点から)

株式会社日曹分析センター    雜賀  修

14:00-14:40  土壌汚染によるリスク低減技術のLCA解析

名古屋大学    井上  康

【休憩 (14:40-15:00)】

15:00-15:40  農業生産システムのLCAにおける農薬の影響評価をめぐって−経済性と環境影響を考慮した作物保護へのアジェンダ−

中央農業総合研究センター    林  清忠

15:40-17:00  総合討論

参加申し込み・問い合わせ先:

農業環境技術研究所 有機化学物質研究領域長 與語靖洋
305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
TEL 029-838-8301 FAX 029-838-8199 E-mail yogo@affrc.go.jp

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