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情報:農業と環境 No.92 (2007.12)
独立行政法人農業環境技術研究所

農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課と農業環境技術研究所との意見交換会が開かれた

11月26日に、農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課と農業環境技術研究所との意見交換会が開催されました。この意見交換会は毎年開催されていますが、今回は、地球温暖化対策に関係する研究と政策を中心に情報交換を行いました。

環境バイオマス政策課は、バイオエタノールなどバイオマス利用の促進を図る観点から、19年度に、これまでの環境政策課から再編改称したものです。意見交換会においては、環境バイオマス政策課からの情報提供として、バイオマス専門官から「国産バイオ燃料の大幅な生産拡大について (ページのURLが変更されました。2014年12月) 」の政策説明がありました。この、国産バイオ燃料(バイオエタノールやバイオディーゼル)の生産拡大の政策は、食料・農業問題、環境問題、エネルギー問題を同時に扱うことから、政府全体で取り組む必要があり、そこでは、研究・技術開発も重要です。

環境バイオマス政策課から、そのほかの重要な政策として、農林水産省生物多様性戦略 (ページのURLが変更されました。2014年12月)農林水産省地球温暖化対策総合戦略 (ページのURLが変更されました。2014年12月)農地土壌の二酸化炭素吸収機能に関する知見の集約について説明がありました。農地土壌の炭素蓄積(二酸化炭素吸収)機能はポスト京都議定書に向けた重要な課題となっています。

農業環境技術研究所からは、このような政策説明に関連して、バイオマス利用の環境影響評価手法、土壌炭素蓄積についての研究を紹介しました。さらに、温暖化に関係する研究として、農耕地からの温室効果ガス発生農業的水利用を考慮した水循環モデル、温暖化が水稲生産に及ぼす影響について情報提供を行い、意見交換を行いました。

この意見交換会は、環境バイオマス政策課からの業務や喫緊(きっきん)の課題の説明、農業環境技術研究所からの研究成果の報告、両者間の意見交換を通じ、効果的な農業環境政策の企画立案と、行政や国民のニーズに即した新たな研究テーマ設定に役立てることを目的として、毎年開催しています。

以下に、今回の意見交換会の概要を記します。

開催日時: 平成19年11月26日(月曜日) 13:15 − 17:30

開催場所: 農業環境技術研究所 大会議室

出席者:

農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課

バイオマス専門官 遠藤浩由、 国際調整班課長補佐 村山牧衣子、 環境技術係長 蓬田正道

農林水産省農林水産技術会議事務局

研究開発企画官 大谷敏郎、 研究調査官 白戸康人、 研究開発課環境研究推進室環境研究班課長補佐 吉田和弘

独立行政法人 農業環境技術研究所

理事長 佐藤洋平、 理事 上路雅子、 研究統括主幹 宮下清貴、 研究コーディネータ 遠藤正造、 研究コーディネータ 齋藤雅典、 研究コーディネータ/大気環境研究領域長 今川俊明、 有機化学物質研究領域長 與語靖洋、 生物多様性研究領域長 平井一男、 生態系計測研究領域長 三輪哲久、 農業環境インベントリーセンター長 谷山一郎、 企画戦略室長 安田耕司、 連携推進室長 木村龍介、 企画戦略室主任研究員 山口紀子、 連携推進室主任研究員 齋藤貴之、 研究課題報告者(上席・主任研究員) 八木一行・長谷川利拡・横沢正幸・石郷岡康史

議事:

1) 農環研施設見学

(1) 温室効果ガス発生制御施設

(2) インベントリー展示館

(3) 環境化学物質分析施設

2) あいさつ

農環研理事長 佐藤洋平

環境バイオマス政策課バイオマス専門官 遠藤浩由

3) 出席者紹介

農環研出席者

環境バイオマス政策課出席者

4) 環境バイオマス政策課の業務説明

(1) 国産バイオ燃料の大幅な生産拡大について (遠藤バイオマス専門官)

(2) 農林水産省生物多様性戦略について (村山課長補佐)

(3) 農林水産省地球温暖化対策総合戦略について (村山課長補佐)

(4) 農地土壌の二酸化炭素吸収機能に関する知見の集約について (村山課長補佐)

5) 農環研の地球温暖化に関連する研究課題の報告

(1) バイオマスの持続的な地域循環利用のための環境影響評価手法 (齋藤研究コーディネータ)

(2) 土壌炭素蓄積研究の現状と課題 (谷山農業環境インベントリーセンター長)

(3) 農地土壌の炭素蓄積の将来予測 (横沢主任研究員)

(4) 農耕地からの温室効果ガス発生 (八木上席研究員)

(5) 農業的水利用を考慮した水循環モデル (石郷岡主任研究員)

(6) 温暖化が水稲生産に及ぼす影響 (長谷川主任研究員)

6) 農林水産技術会議事務局: 最近の動向について

7) 意見交換

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