農業環境技術研究所は、10月14日と15日に、MARCO (モンスーンアジア農業環境研究コンソーシアム) 国際ワークショップとして、台湾にある国際農業研究機関:アジア太平洋食糧肥料技術センター (FFTC) と共催で、「アジアにおける自然資源管理のための土壌情報システムの新しい取り組み」を開催します。
このワークショップでは、欧米・アジアの土壌研究者と、作物生産や環境保全のための土壌情報システムの研究開発および現場への普及状況について情報交換を行うとともに、アジアにおける共通な土壌情報システムのプラットホームの構築に向けた議論を行います。
土壌調査・分類、情報システムなどの調査・研究に携わっている方はもとより、広く土壌資源に関心をお持ちの方の参加をお待ちしております。
また、より多くの方々に発表と議論の機会を持っていただくために、ポスターセッションを設けますので、積極的にご応募ください。
開催日時: 平成20年10月14日 (火曜日) 9:30〜17:30
平成20年10月15日 (水曜日) 9:30〜17:30
開催場所: つくば国際会議場 (エポカルつくば) http://www.epochal.or.jp/
主 催: (独)農業環境技術研究所、 アジア太平洋食糧肥料技術センター(FFTC)
後援(予定): 農林水産省生産局、(社)日本土壌肥料学会、 日本ペドロジー学会、
参加申し込み: ワークショップWebサイト (http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/sinfo/sympo/h20/20081014.html) にある参加登録様式に必要事項をご記入の上、メールに添付して事務局( soilinfo@niaes.affrc.go.jp )にお送りください。当日でも参加可能です。
参加費は、14日の懇親会 (5,000 円) を除いて、無料です。
ポスター発表: 15日にポスターセッションを開催します。
ポスター発表をされる方は9月26日(金曜日)までに、上記の参加登録の際に、ポスター発表の登録をお願いいたします。
また、9月26日(金曜日)までに、A4判1枚の発表要旨を事務局(soilinfo@niaes.affrc.go.jp)へお送りください。詳細は 発表要旨の概略 をご覧ください。
プログラム
10月14日(火) 9:00 受付開始
9:30−10:00 開会あいさつ
佐藤洋平 (農環研)
あいさつ
今井秀夫 (FFTC)
10:00−12:00 アメリカ・ヨーロッパにおける土壌情報システム
土壌情報システムの開発と利用
W. R. Effland (アメリカ農業局)
ヨーロッパ土壌情報システムと地球情報システムへの統合
L. Montanarella (ヨーロッパ土壌局)
13:00〜17:30 アジアにおける土壌情報システムの開発を目指して
台湾の土壌分類システムとWRBおよびアジア土壌情報システム
Chen Zueng-Sang (国立台湾大学)
韓国の土壌分類システムとアジア土壌情報システム
Song Kwan-Cheol (韓国農業科学院)
火山灰土壌生成学のためのデータベースの利用
南條正巳 (東北大学)
マレーシアにおける自然資源管理のための土壌情報システム
P. Eswaran (マレーシア科学技術大学)
日本における農耕地管理のための長期モニタリングデータベースの利用
太田 健 (中央農研)
ベトナムの土壌:分類、情報システムと利用
Ho Quang-Duc (ベトナム土壌肥料研究所)
17:30〜19:00 懇親会
10月15日(水)
9:30〜12:00 アジアの土壌情報システムの開発と利用
日本の農業環境研究のための土壌データベースの開発
小原 洋 (農環研)
台湾における土壌情報システムの開発と利用
Guo Horng-Yu (台湾農業試験場)
韓国における土壌情報システムの開発と利用
Hong Suk-Young (韓国農業科学院)
新潟県における携帯型土壌情報システムの開発と利用
本間利光 (新潟県農業総合研究所)
12:30〜14:30 ポスターセッション
14:30〜16:30 アジアの土壌情報システムの開発と利用(継続)
タイにおける土壌情報システムの開発と利用
S. Sukchan (タイ土地開発局)
バイオ燃料作物生産評価のための土壌情報システム
R. B. Carating (フィリピン土壌水管理局)
日本の土壌インベントリーシステム
中井 信 (農環研)
16:45−17:30 総合討議
問い合わせ先:
農業環境技術研究所 谷山一郎
〒305-8604 茨城県つくば市観音台3−1−3
E-mail (事務局): soilinfo@niaes.affrc.go.jp