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情報:農業と環境 No.107 (2009年3月1日)
独立行政法人農業環境技術研究所

TX テクノロジー・ショーケース in つくば 2009 が開催された

1月23日 (金曜日)と24日 (土曜日)、 農林水産技術会議事務局筑波事務所(筑波農林研究団地内) において、TX テクノロジー・ショーケース in つくば 2009 が開催されました。

つくばテクノロジー・ショーケースは、つくばサイエンス・アカデミー が主催して、2002年から毎年開催されている研究展示会です。8回めとなる今回は、茨城県、つくば市や研究所・大学など25機関・団体の共催、文部科学省、農林水産省など15機関・団体の後援で行われ、645人の来場者がありました。

今回は 「地球温暖化」 を中心テーマとして、原沢英夫氏の特別講演 「地球温暖化を防止するための環境エネルギー技術について」 と、3つのミニシンポ 「地球温暖化と食料」/「地球温暖化と防災」/「温暖化の緩和とその対応」 が行われました。このほか、一般研究者・ポスドク研究者・高校生による136件の研究成果ポスター展示、ノーベル賞受賞関連の企画展示、機関・団体広報展示などが行われました。

農業環境技術研究所からは、地球環境にかかわる3件の研究成果をポスター展示し、インデクシング発表のほか、ポスターの前で成果を説明したり成果の活用について情報を交換したりなど、参加者との交流を深めることができました。

農業環境技術研究所からのポスター発表のタイトルと発表者は次のとおりです:

「広域収量予測モデルを用いた気候変動が日本の水稲生産に及ぼす影響」
(大気環境研究領域 横沢正幸・飯泉仁之直・西森基貴)

「2007年夏の記録的猛暑下で水稲の不稔が増加」
(大気環境研究領域 長谷川利拡・桑形恒男・吉本真由美・石郷岡康史)

「3つの温室効果ガスを同時に分析する」
(物質循環研究領域 須藤重人・秋山博子)

また、ミニシンポ 「地球温暖化と食料」 には、農業環境技術研究所 大気環境研究領域の長谷川利拡 主任研究員が話題提供者として参加し、満員の会場で温暖化による食料生産への影響と対応について活発な議論がされました。

次回の 「テクノロジー・ショーケース in つくば」 は、筑波大学を会場として開催される予定です。

テクノロジーショーケース2009:ミニシンポ「地球温暖化と食料」(写真)

ミニシンポ 「地球温暖化と食料」

テクノロジーショーケース2009:ポスターに見入る来場者(写真)

ポスター発表会場

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