独立行政法人 農業環境技術研究所は、3月17日(火曜日)午後、秋葉原コンベンションホール(東京都千代田区)において、公開セミナー 「農業生産を支える土の中の小さな生物」 を開催します。
畑の土の中には多種多様な動物や微生物が生息しています。農作物に害をもたらすものもいますが、良い働きをするものや、機能がよくわかっていないものもたくさんいます。果樹園や自然栽培の畑など、耕うんを減らしたほ場では、とくにこうした土壌生物の多様性が変化し、さまざまな機能を発揮していることが明らかになってきました。今日、こうした土壌生物の機能を利用して、環境にやさしい低投入・持続的農業生産への移行が叫ばれるようになり、さまざまな生物の有用な機能を活用して、減化学農薬や減化学肥料のために役立てようとする研究が、さかんに進められるようになってきました。
農業環境技術研究所では、環境にやさしい農業技術を開発するための基礎技術として、農耕地に生息する微生物・小動物の多様性や機能を長年研究してきました。このセミナーでは、この分野で先進的な成果をあげている研究者をお招きして講演いただくとともに、農業環境技術研究所で得られた研究成果を交えて、農耕地の微生物・小動物の機能や多様性を明らかにする研究や、土壌生物の機能を持続的な農業に生かすための研究を紹介します。
日時: 2015年3月17日(火曜日) 13:00−17:00
場所: 秋葉原コンベンションホール (東京都千代田区) 交通案内
主催: 独立行政法人農業環境技術研究所
後援: 日本土壌肥料学会(予定)、 日本土壌微生物学会(予定)、 日本土壌動物学会(予定)、 日本線虫学会(予定)
参加: 参加無料
詳細: プログラム、参加登録については、
農業環境技術研究所公開セミナー 「農業生産を支える土の中の小さな生物」 (開催案内ページ) をご覧ください。