■外来植物図鑑
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シラゲガヤ
- 科名
- イネ
- 和名
- シラゲガヤ
- 学名
- Holcus lanatus L.
- 写真

- 解説・説明
- ヨーロッパ原産。イネ科の多年草。草丈は0.2〜1m。全体に白色の軟毛がある。穂の色は白緑色で、赤紫色を帯びることもある。シラゲガヤ属は世界で約10種が知られる。日本に自生種はない。本種以外にニセシラゲガヤの野生化が報告されている。形態的変異が大きく多数の変種がある。
1867年東京の小石川植物園で栽培されたが、野生化した年代は不明。近年、牧草(ベルベットグラス)として導入されたが非意図的移入も多い。
開花期は6〜8月。風媒花である。
牧草地、芝地、路傍、林縁、荒地に生育する。 繁殖方法は頴果による。種子は1,000個/m2で、寿命は10〜12年と長い。種子は、風、雨、動物、人間などにより伝播するが、根茎でも繁殖する。
日当たりの良い、寒冷で湿った所を好む。耐塩性はあるが、耐旱性は弱い。
在来種との競合。牧草の品質低下。虫、菌の寄主。花粉症の原因となる。
- 化合物名
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- 化学式
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