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外来植物のリスク評価と蔓延防止策  
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■公開セミナー(第二回)の概要報告

 


概要報告

 平成18年3月5日(日曜日)、倉敷市立美術館会議室(岡山県倉敷市)で、第2回公開セミナー「外来植物のリスクを調べて、その蔓延を防止する」が開催されました。このセミナーは、科学技術振興調整費重要問題解決型プロジェクト「外来植物のリスク評価と蔓延防止策」のアウトリーチ活動として、農業環境技術研究所が主催し、岡山大学資源生物科学研究所の協力、倉敷市教育委員会の後援によって行われたものです。
  参加者の総数は229名で、内訳は、一般市民の方149名、行政関係者10名、大学職員14名、県および他省庁関係の研究機関26名、農水省関係研究機関4名、農環研17名、報道関係者1名でした。
  マングースやブラックバスなどの様々な外来生物による被害を防止するために、2005年6月に施行された「外来生物被害防止法」をご存知でしょうか?この法律では、日本固有の動植物の生存、人間の健康、農業生産に脅威となる外来の動植物を対象に、それらの取り扱いを規制します。これまでにリストアップされた規制対象となる動植物には、皆様がよくご承知の種類が多く含まれ、その数はこれからも増加して行くと思われます。農業環境技術研究所は、この法律の円滑な実施に貢献するために、平成17年度からプロジェクト研究「外来植物のリスク評価と蔓延防止策」を開始しています。この研究では、環境省や農林水産省の担当部局へ、(1) 外来植物のリスクを評価する方法、(2) 規制すべき外来植物種、(3) 被害の大きい外来植物の効率的で安全な防除法などについて、提言して行きます。
  この公開セミナーでは、法律の概要をわかりやすくお話しするとともに、外来植物に的をしぼって、さまざまなリスクと防除に関する研究成果を紹介しました。また、たくさんの参加者と、外来植物の功罪について活発な意見交換を行いました。みなさんからいただいたご意見は、私どもの今後の研究計画の糧として、活かして行きます。

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プログラム

あいさつ:武田和義(岡山大学資源生物科学研究所長)
はじめに:「外来生物法」とこの研究全体の目的について 藤井義晴(農業環境技術研究所)

1) 新しくわが国に侵入してきた外来植物を見つける
植村修二(近畿植物同好会)

2) 外来植物とその種子のデータベースを作成する
榎本 敬(岡山大学資源生物科学研究所)

3) アレロパシーの強い外来植物や毒のある外来植物を見つける
藤井義晴(農業環境技術研究所)

4) これ以上外来植物を侵入させないために、侵入経路を調べる
黒川俊二(畜産草地研究所)

5) 身近なセイヨウタンポポは実は日本のタンポポとの雑種だった!
芝池博幸(農業環境技術研究所)

6) 外来植物のリスクを評価する日本型雑草リスク評価法を開発する
西田智子(畜産草地研究所)

7) 現在日本に侵入して蔓延している外来植物を防除する技術を開発する
村岡哲郎(日本植物調節剤研究協会研究所)

8) フリートーク −外来植物に関する研究で大切なことは−
(会場からのご意見・質疑応答と討論)
司会: 小川恭男(農業環境技術研究所)

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論議の概要

  岡山大学資源生物科学研究所長の武田教授による開催あいさつを皮切りに、上の演題の発表と関連質疑が行われました。日本型雑草リスク評価法に関する発表では、来場していた養蜂(ようほう)業の関係者の方々から、活発な意見をいただきました。とくに、ニセアカシア問題(ニセアカシアは河川敷で繁茂するのでそこに生息している在来植物を駆逐するかもしれないから、駆除すべきだという指摘に対して、ミツバチの優良な蜜源として産業的な価値が高いから今後も有効に利用すべきだという反論がある)に関して、白熱した討論が行われました。フリートークの時間には、会場からの意見や質問を幅広く取り上げるため事前に質問票を配布しました。質問票に対する応答を中心に、活発な意見交換がありました。植物愛好家、主婦、学生など、おおぜいの一般市民に参加いただき、アウトリーチ活動にふさわしいセミナーとなりました。

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