2015年4月現在

氏名

對馬 誠也 (つしま せいや) TSUSHIMA, Seiya

所属・職名

生物生態機能研究領域 再雇用研究専門員

現在の研究内容

2001年4月から、多数の微生物関係者の協力の下に、植物に生息する微生物の情報を蓄積し、利用可能な形にして発信する微生物インベントリーの構築に取り組んでいる。これまで約 25,000 菌株の植物生息微生物を分離・解析し、植物毎に細菌フローラ(相)とその特徴を明らかにするとともに、それらの成果を元に 『植物の機能、構造等をベースにした有用菌の探索』 に取り組み、これまで植物や植物病原菌が生産する毒素(かび生産:デオキシニバレノール、トマト生産:トマチンなど)の分解菌を分離し、分解機構を解析するとともに、それらの成果を用いて環境汚染物質の低減技術、作物の生育促進技術などの開発を目指した研究・開発に取り組んでいる。同時に、得られた微生物情報の発信基地として、微生物インベントリー 「microForce」 (マイクロフォースと称す、2005年商標登録取得) を立ち上げ、環境微生物の各種情報を発信、提供している。現在は、これまで分離対象としてきた 「培養可能な細菌」 に加え、環境中に圧倒的多数生息している 「培養不可能な細菌」 の有効利用も視野に入れた 「微生物インベントリーの構築」 を目指している。

その一方で、2006年度からスタートした農水委託プロジェクト( eDNAプロジェクト )の中で、全国の農地の土壌理化学性・生物性をデータベース化して、誰でも利用できるシステムの構築を目指し 『農耕地土壌 eDNA データベース (eDDASs: eDNA Database for Agricultural Soils) の開発(システムのアップデート作業を実施するため、サービスを休止しています。[2013年2月20日]) に取り組み、平成23年3月31日に公開した。

また、所内では 2010 年から 「農業環境情報統合データベース委員会」 を立ち上げ、所内の多くのデータベースを統合して活用するため、クラウド化、サイトポリシー、ポータルサイト、ノードの構築など、システム作成に取り組んでいる。

最近の業績(2008年以降)

(原著論文)

(学会誌総説 ・ 解説等)

(機関誌)

(雑誌)

(特許)

(著書)

(公開サイト)