2004年



6月のセミナー予定




環境化学分析センターセミナー
    日 時 : 6月8日(火) 15:00〜16:00
    場 所 : 環境化学分析センター 1階 共同研究室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
半乾燥地の草原から飛来する放射性セシウム
Radioactive cesium from the steppe in semiarid area
藤原 英司 山 口
838-8433
内   容
 1990年代を通して大気圏内核実験は実施されず、大規模な原子炉事故等も発生しなかったため、日本における人工放射性核種137Csの降下量は減少傾向を示し、もはや人体に影響を及ぼすような水準ではなくなったとみなされていた。しかし2000年代に入ると春季に降下量の増大が観測されるようになり、これは大陸から飛来した黄砂に起因すると推定されている。この現象について、核実験場が立地する中国西部の砂漠から、汚染された砂塵が風に運ばれ日本まで至った可能性を示唆する報告があるが、気象データや衛星観測データにもとづく最新の解析結果によると、137Csを含む砂塵を運んできた空気塊は中国西部ではなくモンゴルおよび中国北部の上空を通過しており、発塵も同地域で起きたとみられている。核実験場とは離れた地域から多量の137Csが運ばれてくる理由や、その起源の詳細は不明であり、人工放射性核種降下量の今後の推移を予測する上で、それらの解明が不可欠である。今回のセミナーでは、現地で採取した土壌の放射能測定結果を報告する。中国北部には草原が広く分布しているが、その一部において地表土壌に137Csの集積が認められた。この地域では植生量の減少も認められており、これまで137Cs集積地となっていた草原において砂漠化や乾燥化が進行したことが、風下に位置する日本における137Cs降下量の増大に結びついた可能性がある。





平成16年度微生物・小動物研究グループ
セミナー(第1回)
    日 時 : 6月14日(月) 16:00〜17:00
    場 所 : 1階会議室(153号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
土壌線虫の生態と環境指標としての線虫利用(仮題)
Ecological study of soil nematodes for development of environmental indices
岡田 浩明 土 屋
838-8268
内   容
 養分循環など土壌生態系の機能への土壌線虫の関わりを、糸状菌食性線虫を例に紹介する。また、こうした線虫達は、微生物や他の土壌動物にはない長所を持つため、その群集構造を指標化し、土壌環境への攪乱程度などを評価する研究が欧米で盛んである。そこで、有機物分解系のタイプ、肥沃度、生態系の構造などを推定する最新の線虫指標についても紹介する。





有機化学物質研究グループセミナー
(特別セミナー)
    日 時 : 6月17日(木) 15:00〜17:00
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
水田地域におけるダイオキシン類と除草剤の挙動と収支
Behavior and Mass balance of PCDD/DFs and Herbicides in Paddy Fields
小林 淳
(新潟大学)
鈴 木
838-8307
新潟平野下流域の底質におけるダイオキシン類と関連農薬の歴史的変遷
Temporal Trends for Dioxins and Dioxin-related Agrochemicals in Sediments in a Lower Basin of Niigata Plain
酒井 美月
(新潟大学)





有機化学物質研究グループ
平成16年度連続セミナー(第2回)
    日 時 : 6月22日(火) 16:00〜17:00
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
土壌処理型除草剤の残効性に及ぼす土壌水分の影響
Effect of soil moisture on duration of activity of pre-emergence herbicides
與語 靖洋
(中央農研)
鈴 木
838-8307





植生研究グループセミナー
    日 時 : 6月24日(木) 15:00〜
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
放棄水田及び畦畔における外来植物の分布状況(利根川流域の事例)
Distribution of alien plant species in abandoned paddy fields and boundary ridges
井手  任 池 田
838-8312
スルホニルウレア系除草剤抵抗性の遺伝子頻度に及ぼす他殖率と埋土種子の影響
Effects of outcrossing and seedbank on sulfonylurea-resistant gene frequency in infinite self-compatible weed populations
池田 浩明





栄養塩類研究グループセミナー
    日 時 : 6月25日(金) 15:30〜17:00
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
The Third International Conference "Interfaces Against Pollution" 参加報告 中野 恵子 鈴 木
838-8323
板 橋
838-8327
思川流域における農業生産に共なう養分フローと環境負荷 三島慎一郎
内   容
・The Third International Conference "Interfaces Against Pollution" 参加報告
 2004年5月にドイツで開催された "Interfaces Against Pollution" の概要を報告する。
 土壌に強く吸着される難溶性物質は,土壌中を移動し難いとされてきたが,分散土壌粒子自体の水による輸送により,懸濁態として土層内を移動・拡散しうることが近年報告されている。この学会では、石炭鉱業跡地での土壌汚染の現地見学が行われ、また重金属等汚染物質の吸着現象、コロイドの凝集・沈降、コロイドによる汚染物質の輸送促進、汚染物質の移動実態といった分野に焦点をあてて発表と討議がおこなわれた。
・思川流域における農業生産に共なう養分フローと環境負荷
 持続的農業や環境保全型農業、畜産環境問題のためにコンセプトの提示や個別技術の提示は行われて来たが、その実像や効果に関しては議論の余地がある。本年度は、栃木県南西部を流域とする思川流域を事例として、作物・畜産物生産に伴う窒素・リン酸のフローに関してLife Cycle Assessmentの適用して現状の作物・畜産物生産を評価を試みるとともに、持続的な農業生産等のシナリオを導入した場合と比較する。今回のセミナーでは、LCAのゴールとフレーム、2000年度農業センサスデータを基にした思川流域での作物・畜産物生産の概観、評価と改善の方針に関して発表を予定している。





第19回生態システム研究セミナー
    日 時 : 6月30日(水) 15:00〜17:00
    場 所 : 5階会議室(547、549号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
野生生物生息域変動の定量的評価手法の開発と精度検証
Development of quantifying method of wildlife habitat variation and evaluation of it's accuracy
岩崎 亘典 岩 崎
838-8226
坂 本
838-8228
合成開口レーダ(SAR)による水稲作付面積の推定
Estimation of Planted Rice Paddy Fields using SAR
石塚 直樹
内   容
・野生生物生息域変動の定量的評価手法の開発と精度検証
 野生生物の保護、管理に当たっては、対象となる野生生物の個体数の評価とともに、生息域の空間構造についての評価が必要である。特に、人間活動の影響下において維持、管理されてきた里地里山を生息域とする野生生物については、これらの二次的自然の変質に伴う生息域の変化を定量的に評価する手法の開発が求められている。本発表では、ニホンザルを対象として生息地選択性に注目した生物生息域変動の定量的評価手法を開発するとともに、その精度評価を千葉県房総半島の中央部の鋸南町周辺を例として行う。
・合成開口レーダ(SAR)による水稲作付面積の推定
 日本の水稲作付面積は実測による統計的手法で求められており、その省力化は急務である。そこで衛星リモートセンシングを利用した省力化が考えられるが、従来の光学センサは天候にデータ取得が左右された。それに対し、全天候型のSARセンサは天候問題を解決できると思われる。本研究の目的は、今まで行われてきた光学センサと同様の精度を保ったまま、SARセンサを用いることにより、確実に水稲作付面積を求める手法を開発することである。





第1回NRIC(農業環境インベントリーセンター)
セミナー
    日 時 : 6月30日(水) 14:00〜15:00
    場 所 : 4階会議室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
University of Minnesotaにおける留学報告 吉田 重信 吉 松
838-8348
大 倉
838-8330
吉 田
838-8356