2004年


農業環境技術研究所
11月のセミナー予定




有機化学物質研究グループセミナー
(海外出張報告)
    日 時 : 11月2日(火) 16:00〜17:00
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
第11回アジア太平洋畜産学会に参加して
Report on The 11th Asian-Australasian Association of Animal Production Societies
上垣 隆一 鈴 木
838-8307





第5回NIAES昆虫グループセミナー
    日 時 : 11月11日(木) 15:30〜17:00
    場 所 : 5階547会議室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
ヤドリバエの産卵行動と寄生戦略 一木 良子
(九州大学)
山 中
838-8253
多胚性寄生蜂の生物学 岩淵喜久男
(東京農工大学)
内   容
・ヤドリバエの産卵行動と寄生戦略
 ヤドリバエ科(Tachinidae)は、8,200種の既知種を含む双翅目最大のグループで、全ての種が他の昆虫に内部寄生を行う。ヤドリバエの産卵様式は非常に多様化しており、寄主に直接、未発達の卵や発生の進んだ孵化直前の卵を産むもの、寄主の生息場所や餌植物に間接的に1齢幼虫や微小卵を産むものなどに分けられる。本セミナーでは、これらの産卵様式の中でも直接産卵型のヤドリバエについて、その野外における産卵行動に関しての研究結果を報告する。また、寄主体内に侵入したヤドリバエの幼虫は、寄主の生体防御反応から逃れるため、特定の内部器官(神経節や絹糸腺など)に一時的に入り込んだり、体腔でファネルとよばれる漏斗状の呼吸器を形成し呼吸を行うと考えられてきた。しかし、直接産卵型のノコギリハリバエCompsilura concinnataでは、これとは全く異なる寄生戦略をとることが明らかとなったので、これもあわせて報告する。





平成16年度微生物・小動物研究グループ
セミナー(第5回-特別)
    日 時 : 11月15日(月) 16:00〜17:00
    場 所 : 1階会議室(153号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
Mycoparasitism and Management of Notoginseng (Panax notoginseng) Root Rot Disease 李世東 博士
(中国農業科学院)
土 屋
838-8268
内   容
 General information and ongoing research areas in Soilborne Diseases Lab of AESDI, CAAS, will be briefly introduced. Research results on mycoparasitism and integrated management of notoginseng carried out in the lab will be introduced in detail. It was found that some fungi could parasitize both nematodes and fungi. Gliocladium catenulatum was studied, for investigating its potential as a bio-pesticide, in respects to host range, modes of action, crop growth-promoting effects and fermentation conditions. The etiology of notoginseng root rot disease occurring seriously in Yunnan Province was studied. And an integrated management, including soil sterilization and seedling disinfection, was proposed.





第23回生態システム研究セミナー
    日 時 : 11月24日(水) 15:00〜17:00
    場 所 : 5階会議室(547、549号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
わが国の1980年代以降の窒素収支の変遷
Trends in Nitrogen Balance of Japan's Food and Feed System since the 1980s
織田健次郎 岩 崎
838-8226
坂 本
838-8228
偏光測定で作物個体群のどのような情報がわかるのか
Estimation of Canopy Structure Using Reflected Polarized Light --Polarization and reflectance measured for wheat canopies under various fertilization rates--
芝山 道郎
内   容
・わが国の1980年代以降の窒素収支の変遷
 わが国の食飼料システムが環境に与える影響をマクロな観点から把握するために、「全国版養分収支算定システム」を用い、これまでに、1982年から1997年までの5年毎の窒素収支を算定し近年の変遷の概要を把握してきた。この間の未算定の年次については、トレンドの把握補強のため、現在、いくつかの年次について算定用データの整備を行っている。本セミナーでは、整備が終わった一部の年次に関する窒素収支の算定結果と、また、同じモデルの構造で算定を試みた炭素収支の算定結果などについて紹介する。
・偏光測定で作物個体群のどのような情報がわかるのか
 作物個体群反射光の偏光計測による葉群構造推定のためのR/S手法開発を目指している。栽植密度および追肥量の異なるコムギ個体群の偏光特性を生育時期別に実測し、通常の反射率、植生指数ならびに葉群構造などと比較することにより、偏光によって特異的に得られる作物情報を探索した。また、施肥条件の異なるコムギ試験区についての偏光および反射率の測定値を用いて、収量に影響を及ぼす施肥法の違いを出穂期に検出できることがわかった。





平成16年度微生物・小動物研究グループ
セミナー(第6回)
    日 時 : 11月24日(水) 16:00〜17:00
    場 所 : 1階会議室(153号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
多様度指数−土壌線虫のデータからの検討
Biodiversity indices drawn from soil nematode data
荒城 雅昭 土 屋
838-8268
日本における外来の植物病原菌
Exotic plant pathogens in Japan
岡部 郁子
内   容
・多様度指数−土壌線虫のデータからの検討
 土壌から通常多数分離できる線虫は,種々の多様度指数の比較検討に適した素材であると考えられる。土壌線虫のデータは対数級数則モデルに十分合致し,対数正規則モデルでの解析も可能かもしれない。分布型を仮定しないノンパラメトリックな指数としてはShannon-Wiener指数H'やShimpson多様度指数(1−D)が著名であるが,伊藤・佐藤(2002)は前者の欠点を指摘し,使用を勧める指数としてShimpson多様度指数,森下の提案した修正Shannon-Wiener指数H*,新しい指数log(1/D),公平度J'をあげた。農環研構内の農薬試験果樹園で実施された臭化メチル代替薬剤のマイクロプロット試験のデータを主な材料に,多様度指数の解析に際しては,角変換などの数値変換を行うことが適当な場合が多いことを指摘し,伊藤・佐藤が上げた指数が優れていることを確認する。多様度指数が農耕地などを評価する環境指標となり得るかどうかにも触れたい。
・日本における外来の植物病原菌
 近年の農産物輸入量の増加に伴い、外国産植物病原菌の侵入する危険性も増大している。既に日本に存在する病原菌においても、新たな病原菌系統が侵入し、対策が必要となることも考えられる。日本に複数の系統が侵入した例として、ジャガイモ疫病菌(Phytophthora infestans)およびトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)の例を紹介する。





植生研究グループセミナー
    日 時 : 11月25日(木) 15:00〜
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
植物の自家中毒現象およびその原因物質について
Autointoxification and Intoxicants in Plants
荒谷 博 池 田
838-8312
ヨーロッパと中国におけるアレロパシー研究の動向の紹介:第2回欧州アレロパシー会議と第1回中国アレロパシー会議の参加報告
Allelopathic researches in Europeans Union and China: Reports on the 2nd European Allelopathy Congress and the 1st Chinese Allelopathy Society Meeting as an invited speaker
藤井 義晴





第460回気象談話会
    日 時 : 11月26日(金) 15:30〜
    場 所 : 153号室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
レーザスキャナを用いたカラマツ林の三次元構造の測定 武田 知己
(国立環境研)

838-8210
内   容
 葉面積指数(LAI)や葉平均傾斜角(ALIA)は、森林における日射の吸収・散乱過程に関係する構造パラメータとして重要である。森林におけるLAIやALIAの測定には、日射が樹冠を通過する確率であるGap Fractionから計算する方法が良く用いられる。一方で近年、レーザスキャナを用いた森林計測が実用化されるようになってきた。レーザスキャナとは、本体から発射したレーザ光線が対象に当たって戻ってくるまでの時間とレーザ光線の発射角度から、対象の三次元座標を測定する装置である。本研究では、レーザスキャナを用いてGap Fractionを測定することで、森林の三次元構造の測定を試みる。
 発表では、レーザスキャナを使った測定の原理について説明し、実際にレーザスキャナを使ってカラマツ林の三次元構造の測定を行った結果について述べる。測定は、環境研の実験圃場で栽培している5年生のカラマツ林と、北海道苫小牧市の国有林内にある47年生のカラマツ林で行い、苫小牧についてはヘリコプターに搭載したレーザスキャナによる上空からの測定結果についても述べる。





環境化学分析センターセミナー
    日 時 : 11月26日(金) 15:00〜16:00
    場 所 : 環境化学分析センター 1階 共同研究室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
岐阜県農業政策の概要と野菜産地における取り組み    小森 正己
(岐阜県西濃農業改良普及セ)
山 口
838-8433
内   容
 「県民食料確保計画」と「ぎふクリーン農業」を柱とする岐阜県の農業政策について「安全・安心・健康」を目指す野菜産地の活動内容の紹介





有機化学物質研究グループ
平成16年度連続セミナー(第7回)
    日 時 : 11月30日(火) 16:00〜17:00
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
ドリン系農薬汚染土壌のリスク管理技術の開発
Development of risk management techniques in Aldrin, Dieldrin and Endrin contaminated soil
荒尾 知人 鈴 木
838-8307