最終更新日2006年10月10日
農業環境技術研究所
領域横断セミナー |
日 時 : 10月12日(木) 16:00〜17:30 場 所 : 5階会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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ライフサイクル環境影響評価手法:LIMEについて | 伊坪 徳宏 (武蔵工業大学環境情報学部助教授/産総研・LCA研究センター) |
研究コーディネータ斎藤 838-8300 |
内 容 | ||
産総研で開発されましたライフサイクル環境影響評価手法(LIME:日本版被害算定型影響評価手法)について、以下の通り、セミナーを開催致します。講演者は、開発の中核部分を担われた伊坪先生です。LIMEはきわめて膨大なシステムですが、今回は、その概要について解説していただきます。 |
農業環境インベントリーセンターセミナー (第5回) |
日 時 : 10月18日(水) 13:30〜15:00 場 所 : 5階会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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アジア産ヤガ科の系統分類学的研究の現状と問題
The present situation of the systematic studies of Asian nuctuid moths and problems | 吉松 慎一 | 中谷 838-8348 稲生 838-8351 |
内 容 | ||
日本産のヤガ科は現在約1,300種が知られており,最も多くの種を含む科である。世界のヤガ科としては,Poole(1989)のLepidopterorum Catalogus, Noctuidaeには約38,000種(亜種とシノニムを含む)が 掲載されており,Lepidopterorum Catalogusシリーズ全体のおよそ40%の分量であるという。このカタログの後,多数の新種が書かれ,また新しい分類学的知見がもたらされているが,アジアにおいては調査が十分な地域と不十分な地域には大きな偏りがある。セミナーではアジアのヤガの分類の現状を紹介するとともに問題点や今後の研究課題などについても考えてみる。 |
生物生態機能研究領域セミナー (第5回) |
日 時 : 10月19日(木) 16:00〜17:00 場 所 : 5階会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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きのこを食べるトビムシの餌選択 | 中森 泰三 | 松本 838-8267 |
内 容 | ||
多様な土壌動物の共存機構の解明に食性の解明は不可欠である。しかし、土壌動物の一群であるトビムシの野外における食性はほとんど明らかにされていない。そこで、本研究では野外研究の容易なトビムシーキノコの系を用い、トビムシのキノコに対する選好性がトビムシ種間で異なることを野外において明らかにした。また、子実体表面でトビムシを殺すキノコやそのキノコを食べるトビムシの観察から、子実体表面の特徴がトビムシ種間の食性の違いを説明する要因のひとつとして考えられた。 | ||
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
昆虫寄生細菌Wolbachiaのアワノメイガ属のガにおける生殖操作 | 坂本 洋典 | 松本 838-8267 |
内 容 | ||
プロテオバクテリアの1グループであるWolbachia属の細菌は、昆虫の細胞内に寄生し、宿主の卵を介して垂直感染する。この際、Wolbachiaは感染細胞質の適応度を高めるよう、すなわち感染メスの適応度を高めるように宿主の生殖を多様な方法で操作する。例えば、アワノメイガ属(鱗翅目:ツトガ科)のガでは複数の種においてWolbachiaに感染したメスの子の性比がメスに偏る現象(♀バイアス性比現象)が観察されている。今回はそのうちの一種、アワノメイガに感染するWolbachiaが引き起こす♀バイアス性比現象の機構について取り上げる。 |
生物多様性研究領域セミナー |
日 時 : 10月26日(木) 15:00〜17:00 場 所 : 5階会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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導入天敵昆虫の環境影響評価 | 望月 淳 | 池田 838-8312 |
外来淡水性貝類の侵入-定着を調べる | 伊藤 健二 | |
内 容 | ||
生物多様性研究領域では、自己紹介を中心とした内容で領域セミナーを開催すること になりました。一人30分程度で発表します。奮ってのご参加をお待ちしております 。 |
セミナー掲載依頼は広報情報室広報グループ(kouhou@niaes.affrc.go.jp)までお申し込みください。