最終更新日2006年12月8日


農業環境技術研究所
12のセミナー予定




農業環境インベントリーセンターセミナー
(第7回)
    日 時 : 12月5日(火) 13:30〜15:00
    場 所 : 5階会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
ザンビアの土壌とその研究体制

Characteristics of Zambian Soil and National Soil Survey Activity
Mr. Benson D. Sokotela
(Zambia Agriculture Research Institiute)
中谷
838-8348
稲生
838-8351
内   容
 Introducing some unique characteristics of soils in Zambia and constraints in agriculture use. Recent research suggetsted the occurence of sulpher defficiency was influenced by the major soil forming factors, ie. parent material and precipitation. The speaker also introduce the soil survey and soil resources inventory activity at Zambia.

 JICA研修生として農環研インベントリーセンターに短期滞在する、ザンビア農業研究所のSokotela研究員にザンビアの土壌と土壌資源インベントリーへの取り組み状況について報告いただきます。




領域横断セミナー
    日 時 : 12月7日(木) 15:15〜17:00
    場 所 : 5階会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
土壌炭素動態モデルのパラメーター群に影響を与える微生物動態の評価
〜二段階代謝反応を組み込んだ微生物動態モデルの構築〜
沢田 こずえ 
(京都大学農学研究科土壌学研究室)
研究コーディネータ斎藤
838-8300
内   容
 土壌有機炭素の長期動態を予測するためのプロセスモデルはすでに数多く考案されている。これらのモデルは、微生物は常に最大限の活性を持つため、有機物分解は有機物の量と性質にだけ規定されると仮定している。しかし、乾湿変動や低pH等の攪乱やストレスのある環境下では、微生物活性が最大であるという仮定が成り立たない場合がある。そこで、本研究では、炭素動態モデルのパラメーター値を微生物活性の変動も考慮して記述するための微生物動態モデルを構築した。モデルには、純粋培養微生物と比べて代謝回転の遅い土壌微生物の性質を反映するように、微生物を代謝活性な構造体と不活性な貯蔵体に分ける二段階代謝反応を組み込んだ。その結果、乾湿変動後の土壌や酸性土壌における炭素動態をうまく記述することができた。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
重金属汚染環境の生態的回復におけるアーバスキュラー菌根菌の潜在的役割
Potential role of AM fungi in ecological restoration of heavy metal contaminated environments
Baodong Chen
(JSPSフェロー/畜産草地研究所)
研究コーディネータ斎藤
838-8300
内   容
 Chen博士は、中国科学院生態環境研究センターの研究員で、この11月にJSPSフェローとして畜産草地研究所(那須)に来日したところです。同博士は、来年北京で開催される9ICOBTE(当所も共催)の大会委員長でもあるZhu Yongguan博 士の研究室で、重金属汚染環境の修復のための菌根菌の利用可能性について、生理的な面から研究を進めてきました。今回は、その成果について、ご紹介いただきます。




生物生態機能研究領域セミナー
(第7回)
    日 時 : 12月20日(水) 16:00〜17:00
    場 所 : 5階会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
土壌における有機リン系農薬分解細菌の多様性と生態
Diversity and ecology of organophosphorus pestiside-degrading bacteria in soil
多胡 香奈子 松本
838-8267
内   容
 耕地土壌に存在する有機リン系農薬(フェニトロチオン)分解細菌の多様性と、それらにおける既知分解酵素遺伝子の分布を調べた。また、分解菌の優占種であったBurkholderia属細菌のフェニトロチオン存在下における群集構造変化を明らかにした。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
酵母が手裏剣で腐敗酵母を殺す技
How does the yeast kill enemy with throwing-knife?
北本 宏子 松本
838-8267
内   容
 酵母が蛋白質を生産して他の酵母を殺すことを、酵母のキラー現象と呼ぶ。発酵飼料調製において、天然の抗菌剤として酵母のキラー現象を活用する試みを例 として紹介する。また、出芽酵母を用いた、抗菌蛋白質作用解析手法を紹介する。




生物多様性研究領域セミナー
    日 時 : 12月21日(木) 15:00〜17:00
    場 所 : 5階会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
ガラパゴス諸島における外来植物の蔓延調査および現地で採取した植物のアレロパ シー活性藤井 義晴 池田
838-8312
遺伝子組換え植物の野生化 -ナタネ陸揚げ港での遺伝子組換えナタネの調査結果に 基づいて- 松尾 和人
アブラムシの生活環にまつわるエトセトラ 鈴木 健
内   容
 生物多様性研究領域では、自己紹介を中心とした内容で領域セミナーを開催すること になりました。一人30分程度で発表します。奮ってのご参加をお待ちしております。




11月のセミナー予定   1月のセミナー予定

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