最終更新日2007年5月18日


農業環境技術研究所
5月のセミナー予定




農業環境インベントリーセンターセミナー
平成19年度(第1回)
    日 時 : 5月16日(水) 13:30〜15:00
    場 所 : 5階会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
農耕地土壌分類第3次案による土壌図編集
Revising soil maps using the third approximation of the classification of cultivated soils in Japan
井上 恒久 中谷
838-8348
稲生
838-8235
内   容
 既往の全国の土壌図は、農耕地土壌分類2次案に従って作成されているが、調査地点の土壌分類を2次案→3次案に読み替える作業をGISを利用することにより迅速かつ精確に行うことを試みる。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
農耕地における窒素流出リスクの評価法の開発 ―窒素流出量の算定方法の検討―
Development of the evaluation technique for the nitrogen outflow risk of agricultural land in Japan - Development and validation of the numerical model -
遠藤 明 中谷
838-8348
稲生
838-8235
内   容
 「農耕地の過剰窒素は農地系外にどの程度流出するか?」ということを知るためには、農耕地の窒素収支、土壌・気象条件等から1年間の窒素流出量を算定することが必要である。そこで、今回、有限要素法汎用ソルバーを用いた窒素流出量算定数値モデルを開発し、キャピラリーライシメータ試験結果を用いてモデルの検証を行った。採水量と硝酸態窒素濃度に対応する相関係数がそれぞれ高い数値を示していたことから、モデルの精度は良好と評価した。




土壌環境研究領域セミナー
平成19年度(第2回)
    日 時 : 5月25日(金) 15:30〜17:30
    場 所 : 4階会議室(453号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
水稲収穫後の作土におけるリンの分布とその変動要因 −肥沃度評価の精度向上に向けて− 赤羽 幾子
(農環研特別研究員)
前島
838-8314
石川
838-8315
内   容
 水田土壌においては、リン酸イオンの収着・脱着反応の他に酸化還元反応や生物活動の影響があり、リン肥沃度評価の精度を向上する上で検討すべき点が多い。本研究は、酸化還元の変化に伴いリン保持能が変化するが、その変化に関与する主要な土壌コロイド成分は何であるか、そして水田作土における養分(リン)分布の不均一性とその変動要因について検討した。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
農地連鎖系集水域における浅層地下水の水文特性解析 −栄養塩類の周辺水系への流出リスク評価に向けて− 飯山 一平
(農環研特別研究員)
前島
838-8314
石川
838-8315
内   容
 本研究では、農地連鎖系集水域からの浅層地下水の流出経路を明らかにすることを目的に、浅層地下水の動きを有限要素法により数値解析した。また、集水域からの栄養塩類の流出リスク評価の基礎として、数値解析に用いたモデルの感度解析を基に、水田領域を経ずに流出する浅層地下水の割合がある閾値以上となる確率を評価した。




生物生態機能研究領域セミナー
平成19年度(第2回)
    日 時 : 5月30日(水) 16:00〜17:00
    場 所 : 5階会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
根粒菌由来有機ハロゲン化合物分解酵素の基質特異性と立体構造に関する研究
Mechanism for the substrate specificity of haloalkane dehalogenases from Rhizobia based on X-ray structural analysis
佐藤 優花里 石井
838-8307
内   容
 根粒菌由来のハロアルカン脱ハロゲン酵素は、本酵素特有のアミノ酸挿入配列により、環境汚染物質の分解だけでなく、鏡像異性体を合成する生体触媒としての機能も有していた。本酵素特有の基質特異性と立体構造との構造機能相関について紹介する。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
微生物における遺伝子発現の解析とその応用の一例
−これまでの研究活動を振り返って−

An example of study for bacterial gene expression and its application
藤井 毅 石井
838-8307
内   容
 放線菌の抗生物質の生産制御および分泌酵素発現制御機構の解析など、演者が行ってきた微生物の認識と応答のメカニズムに関わる遺伝子の発現制御に関する研究について紹介する。



4月のセミナー予定 6月のセミナー予定

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