農業環境技術研究所

最終更新日: 2013年7月18日

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7月の公開セミナー

農業環境技術研究所
セミナー開催記録

7月3日(水曜日) 平成25年度 第1回 有機化学物質研究領域セミナー

7月11日(木曜日) 第二回生物多様性研究領域セミナー

7月24日(水曜日) 第1回物質循環研究領域セミナー

平成25年度 第1回 有機化学物質研究領域セミナー

日時: 平成25年7月3日(水曜日)
15:30~17:15
場所: 547会議室(本館5F会議室)

テーマ 講演者 連絡先
適切な農薬の後作物残留リスク評価に基づく実効的な管理技術の開発 -当面の課題と10年後の夢- 清家 伸康
(有機化学物質研究領域)
渡辺
電話 838-8306
要旨

平成25年度環境研究総合推進費に採択された課題について説明するとともに,その後の夢についても語ってみたい。以下は課題の概要である。


当該作物の栽培で適切に使用された農薬が収穫後の土壌に残留し,次作の作物に移行する(後作物残留)事例が報告されている。食品衛生法における残留基準値を超過した場合は,農作物の出荷停止や自主回収等極めて大きな経済的損失を被るため,農薬の後作物残留を未然に防ぐための法整備,ならびに生産現場に貢献する技術開発が求められている。本研究では,農薬の土壌環境における消長,特に,エージング過程(作物が吸収可能な画分の時間的推移),農薬の物理化学的性質,作物生理から,作物による農薬の吸収特性を解明する。さらに,これらのデータを基に,土壌及び作物における残留農薬濃度の推移予測モデルを開発しリスク管理措置に導入可能な技術を開発する。

テーマ 講演者 連絡先
農薬の後作物残留に影響を及ぼす土壌環境要因の解明 元木 裕
(有機化学物質研究領域)
渡辺
電話 838-8306
要旨

近年,前作物に使用した農薬が土壌へ残留し,その後に栽培された作物から農薬の残留基準値を超えて検出される事例が報告されている。土壌に残留した農薬は,土壌溶液を介して作物体へ移行することが想定されるため,農薬の土壌粒子と土壌溶液間の分配の指標となる土壌吸着性は,農薬の後作物残留量を予測する上で不可欠なパラメーターである。本セミナーでは,農薬の土壌吸着性とその経時的な変化について,土壌と農薬の物理理化学性の観点から解析した事例を紹介する。

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第二回生物多様性研究領域セミナー

日時: 平成25年7月11日(木曜日)
15:00~
場所: 547会議室

テーマ 講演者 連絡先
揮発性成分を介した生態間相互作用ネットワーク 植田浩一
(農業環境技術研究所 生物多様性研究領域)
徳岡
電話 838-8245
要旨

植物は一度根を下ろしてしまうと、二度と生活する環境を変えることができない。そのため、植物は自身に降りかかる様々なストレスを、様々な戦略で乗り越え、適応している。特に、声を出せない植物が、コミュニケーションの手段として利用している匂い(揮発性成分)は、興味深い現象を引き起こしている。近隣にいる仲間に危険を伝え、防御反応を誘導し、また危害を加える食害虫の天敵を誘引する。これまでに、揮発性成分を介した相互作用が、どのような刺激で引き起こされ、どのような応答を誘導しているのかを、2つの事象に注目し、詳しく解析した。1:食害虫に存在する微生物による影響、2:除虫菊から放出される揮発性成分と濃度の関係、これらの結果について発表する。

テーマ 講演者 連絡先
寄生蜂を用いたキムネクロナガハムシの生物的防除 村田未果
(農業生物資源研究所 植物科学研究領域)
徳岡
電話 838-8245
要旨

侵入害虫キムネクロナガハムシは、2000年前後から、東南アジア各地でココヤシに甚大な被害を及ぼしてきた。本種の防除には、化学農薬の使用が困難であるため、天敵昆虫を用いた生物的防除が試みられ、タイやベトナム南部では、寄生蜂Asecodes hispinarumの導入により被害は軽減した。しかしながら、ベトナム中部フーエン省では、依然として被害が顕著であった。この原因を明らかにするため、ココヤシ圃場における気象データを調査したところ、中部は、南部に比べ夏期の気温が高いことが判明した。そこで、ベトナムと同様の高温条件下で、幼虫寄生蜂A. hispinarumと蛹寄生蜂Tetrastichus brontispaeの発育を比較し、ベトナム中部における両種の生物的防除剤としての適性を調査したので報告する。また、寄生蜂を大量生産するための、キムネクロナガハムシの人工飼料の開発についても紹介する。

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第1回物質循環研究領域セミナー

日時: 平成25年7月24日(水曜日)
15:00~16:00
場所: 農環研547号室

テーマ 講演者 連絡先
粘菌(Mycetozoa : Amoebozoa)の生態 Geoffery Zahn
(Dept of Biology, University of Arkansas, USA)
吉川
電話 838-8326
要旨

説明: アメリカNSFとJSPSによるサマープログラムで2カ月間来所中のジェフに、彼の博士研究の紹介をして貰います。農環研で彼がいま行っている「粘菌が土壌炭素・窒素循環に及ぼす影響」の評価実験についても紹介してもらいます。

“The Ecology of Slime Molds (Mycetozoa : Amoebozoa)”
The content will be on the general biology/evolutionary history of slime molds and amoebae, the research in our lab in Arkansas on global distribution patterns, a description of the current state of knowledge of their functional ecology, and my future research goals (quantifying some aspects of their functional contributions to local and global processes), including a description of my project here. I will probably also, if there will be time, include some descriptions of methods (culture-based assays, and metagenomics).

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