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独立行政法人農業環境技術研究所
平成22年4月1日
独立行政法人農業環境技術研究所では、下記研究職員の募集を行っております。
記
主任研究員・生物生態機能研究領域・1名
農耕地土壌からの温室効果ガス発生機構に関する分子生態学的研究
農業分野における温暖化緩和策として、農耕地土壌からの温室効果ガス発生の削減が求められている。水田からのメタン発生に関しては、土壌の酸化還元電位の制御や有機物管理による抑制技術が開発されつつあり、その適用が期待されているが、地球上で数十億年の歴史を持つメタン生成菌群の生態に関しては不明な点が多い。また、亜酸化窒素発生に関しては硝化、脱窒など複数の代謝経路が関与しており、土壌中での発生機構も複雑である。そこで、近年急速に進展しているメタゲノム手法や分子生態学的手法を駆使し、土壌中で実際に温室効果ガス発生に機能している微生物(群)や代謝経路を解明する。さらに、これまで当研究所で培われてきた温室効果ガスモニタリング技術を用い、土壌条件や土壌管理との関係を解明することで土壌からの温室効果ガス発生メカニズムを解明し、農耕地土壌からのより高度な温室効果ガス発生抑制技術の開発に資する。
【キーワード】 硝化菌、脱窒菌、メタン生成菌、代謝経路、分子生態学、メタゲノム、温室効果ガス発生モニタリング
・ 博士の学位を有していること
・ 大学、研究所等の研究機関における勤務経験を有し、当該分野における十分な研究経験と業績を有する、中堅の研究者
・ 国内や海外との共同研究に意欲的に取り組み、リーダーシップを発揮できる者
平成22年8月1日からなるべく早い時期
これまでの研究内容の要約 (A4判1枚、書式自由)、及び業績リスト (記載例 [PDFファイル] に従って記載)
※ 応募書類は返還しません
農業環境技術研究所の規程に基づき決定
(詳細はお問い合わせ下さい)
〒305−8604
茨城県つくば市観音台3−1−3
独立行政法人農業環境技術研究所
総務管理室 小山英也
平成22年5月21日(金曜日) (必着)
(面接の際に応募者の今までの研究業績及び採用された場合の抱負に関して、15分程度のプレゼンテーションをしていただきます)
長谷部 亮 (研究統括主幹) 029-838-8143 E-mail: hasebe@niaes.affrc.go.jp
小山 英也 (総務管理室主査) 029-838-8156 E-mail: oyama@niaes.affrc.go.jp