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研究職員 (若手育成型任期付研究員) 募集要領


独立行政法人農業環境技術研究所
平成25年4月26日

独立行政法人農業環境技術研究所では、下記研究職員 (若手育成型任期付研究員) の募集を行っております。

1. 採用予定職、配属予定先及び人員

任期付研究員 (若手育成型) /別紙 I 〜 II のポスト ・ 各1名

2. 予定担当研究業務、研究内容、応募条件: 別紙 のとおり

3. 採用予定時期: 平成25年10月 1日

4. 雇用期間: 採用から5年間

※ ただし、本募集により採用された任期付研究員については、任期満了のおよそ1年前までにテニュア審査を希望者に対して実施します。この審査に合格した者は任期を定めないパーマネント研究者として継続採用します。

5. 提出書類

1) 履歴書 (市販のA4判(A3判二つ折り)用紙に手書きし、写真を貼付すること)

2) 研究業績報告

これまでの研究内容の要約 (A4判1枚、書式自由)、及び業績リスト ( 記載例 [PDFファイル] または 記載例 [RTFファイル] に従って記載)

3) 主要論文の別刷りまたはコピー (5編以内)

4) 仕事に対する抱負 (A4判1枚以内、書式自由)

5) 照会先リスト (2名程度)

6) 書類受理通知等の連絡先としての 「 E-mail アドレス」 または 「返信用葉書( E-mail が利用できない者のみ)」

※ 封筒に 「 任期付研究員募集ポスト I (または II ) 応募書類在中 」 と朱書きすること。

※ 採用の可否にかかわらず、応募書類は返却しません。

6. 給与

(独)農業環境技術研究所職員給与規程に基づき支給。(俸給月額 330,000 円〜、その他諸手当として、通勤手当、超過勤務手当支給。及び期末手当(賞与)は年2回(約 2.95 月分/年)支給。ただし、採用月から平成26年3月31日までの間は、「国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律」に準拠し、俸給の約 7.77 %(期末手当については、9.77 %)を減額した支給となります。)  ※その他、詳細はお問い合わせ下さい。

7. 書類提出先

〒305−8604
茨城県つくば市観音台3−1−3
独立行政法人農業環境技術研究所
総務管理室 人事担当 あて

8. 応募締め切り

平成25年 6月18日(火曜日)まで (必着)

9. スケジュール及び選考方法

1) 書類審査 平成25年7月上旬

2) 面接審査 平成25年7月中旬から下旬まで(予定)

(※書類審査通過者に対して面接審査を実施します。面接の際は、応募者の今までの研究業績及び採用された場合の抱負に関して、15分程度のプレゼンテーションを実施していただく予定でおります。)

10. 問い合わせ先

1) 研究業務の内容について:

研究統括主幹    TEL: 029-838-8143 E-mail: idenin@affrc.go.jp

2) その他について(業務内容以外・提出書類等):

総務管理室 人事担当 TEL: 029-838-8156 E-mail: koga3fc@affrc.go.jp

(別紙)

平成25年10月1日付け採用予定の若手育成型任期付研究員募集ポストの予定担当研究業務(研究課題)、 研究内容、 応募条件

○募集ポスト I (配属予定先:土壌環境研究領域)

(1)予定担当業務

「植物の機能を活用した農作物汚染リスク低減技術の高度化」

(2)研究業務内容

食品衛生法によるコメのカドミウムに関する規格基準値が 「 1.0 mg/kg 未満から 0.4 mg/kg 以下(玄米・精米)」 に改訂され、また、コメ中のヒ素濃度に関する国際基準値の設定が検討されており、カドミウムやヒ素など有害化学物質による農産物汚染リスク低減化技術の開発は喫緊の課題となっている。

そこで本研究は、これら有害化学物質の作物吸収メカニズム等を解明し、高吸収植物による汚染土壌の浄化や作物の吸収抑制等による、生産現場での農作物汚染リスク低減化技術を開発する。

【キーワード】 土壌、 カドミウム、 ヒ素、 農作物汚染、 高(低)吸収植物、 DNAマーカー、 遺伝解析

(3)応募条件

1) 採用時までに博士号を取得している者

2) 土壌学や作物栄養学、植物の生理学・遺伝学に関する豊富な知識を有し、植物の機能を活用した有害化学物質汚染土壌の浄化や作物の吸収抑制等の農作物汚染リスク低減技術の開発に関する研究経験を有する者。他の分野と共同で独創的な研究に取り組むとともに、農作物の汚染リスク低減に貢献する強い意欲のある者

○募集ポスト II (配属予定先:生態系計測研究領域)

(1)予定担当業務

「データ同化手法を用いた環境変動に伴う農業への影響評価手法の開発」

(2)研究業務内容

将来の環境変動が農業生産や農業生態系に及ぼす影響を評価するため、複雑適応系である農業生態系の環境応答を解明することが重要な課題となっている。近年の計測技術のめざましい進歩やデータ公開の普及により、気象や土壌のモニタリングデータやメッシュデータ、リモートセンシングやGISによる空間情報、長期・広域の作物統計など、農業環境研究で利用可能なデータの量や種類が増加していることから、それらのデータを最大限に活用して農業生態系の環境応答を解明し、将来の環境変動に伴う農業への影響を評価する研究が期待される。

採用予定者は、農業環境技術研究所が所蔵する農業環境データベースやその他のデータを利用して、最新の数理統計理論に基づくデータ同化手法を駆使することにより、環境変動による農業への影響を評価するための基盤的な手法の開発を行う。すなわち、膨大かつ多岐にわたる時空間変動データを解析して変数間の関係を明らかにするとともに、農業生態系の素過程を記述するモデルとデータとの同化によりモデルパラメータを推定し、農業生態系の環境応答機構を解明する。さらに、データに付随する不均一性や不確実性を考慮した影響評価手法を開発する。

【キーワード】 数理統計、 データ同化、 農業生態系、 環境変動、 環境応答、 空間情報

(3)応募条件

1) 採用時までに博士号を取得している者

2) 最新の数理統計手法に関する知識を有し、それらの手法や知見を農業環境に適用する研究の経験を有する者

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