独立行政法人農業環境技術研究所
平成26年11月20日
独立行政法人農業環境技術研究所では、下記研究職員 (若手育成型任期付研究員) の募集を行っております。
記
任期付研究員 (若手育成型) /別紙 のポスト ・ 1名
※ ただし、本募集により採用された任期付研究員については、任期満了のおよそ1年前までにテニュア審査を希望者に対して実施します。この審査に合格した者は任期を定めないパーマネント研究者として継続採用します。
※ 封筒に 「 任期付研究員応募書類在中 」 と朱書きすること。
※ 採用の可否にかかわらず、応募書類は返却しません。
(独)農業環境技術研究所職員給与規程に基づき支給。(俸給月額 330,000 円〜、その他諸手当として、通勤手当、超過勤務手当支給。及び期末手当(賞与)は年2回(約 2.95 月分/年)支給。)
※ その他、詳細はお問い合わせ下さい。
〒305−8604
茨城県つくば市観音台3−1−3
独立行政法人農業環境技術研究所
総務管理室 人事担当 あて
平成26年12月24日(水曜日)まで (必着)
(※ 書類審査通過者に対して面接審査を実施します。面接の際は、応募者の今までの研究業績及び採用された場合の抱負に関して、15分程度のプレゼンテーションを実施して頂く予定でおります。)
研究統括主幹 TEL: 029-838-8143 E-mail: idenin@affrc.go.jp
総務管理室 人事担当 TEL: 029-838-8156 E-mail: hnemoto@affrc.go.jp
(別紙)
「農薬等有機化学物質の土壌−作物系における動態解明」
農耕地には、生産のため意図的に投入される農薬や非意図的に混入する汚染物質など、様々な有機化学物質が負荷されている。数年来、作物残留農薬の基準値超過や残留性有機汚染物質(POPs)等による作物汚染など様々な問題が発生し、産地においては出荷自粛、広範な土壌・作物検査等の緊急対応を余儀なくされるなどの事態が生じている。これらの問題に対し、現状では個別に事例的な対応が行われており、科学的根拠に基づく作物汚染リスクの評価等の対策が求められている。
そこで本研究では、農薬を中心とした有機化学物質の土壌中での吸脱着過程およびバイオアヴェイラビリティ、作物による吸収、体内移行および代謝過程について、化学物質の物理化学的特性と土壌の理化学性、作物の生理学的特性の面から解析し、有機化学物質の土壌−作物系における動態を明らかにすることにより、有機化学物質による作物汚染リスクの予測および低減技術の開発に資する。
【キーワード】 農薬等有機化学物質、 土壌、 吸脱着、 バイオアヴェイラビリティ、 植物生理、 吸収・移行・代謝
1) 採用時までに博士号を取得している者
2) 土壌学、植物生理(栄養)学、農薬等有機化学物質に関する豊富な知識を有し、有機化学物質に関する土壌中での消長、吸収・代謝等の植物栽培・生理実験、および抽出・精製・定量等の分析について調査・研究経験を有する者。他の分野と共同で独創的な研究に取り組むとともに、農業環境における有害化学物質の適正管理技術の開発に貢献する強い意欲のある者。